事務用品通販のアスクル、2022年5月期1Q決算 純利益は21.53億円で過去最高益更新
事務用品の通信販売でお馴染みのアスクル、2022年5月期第1四半期決算が発表され売上高は前年同期比2.3%増の1,024億円、純利益は43.3%増の21.53億円で増収増益となりました。
売上高、利益ともに過去最高を更新となりました。
また2022年5月期の連結業績予想(2021年5月21日~2022年5月20日)に関しては、現時点で純利益90億円を見込んでいます。
今回の増収増益、理由として下記のことがあげられます。
- 前年同期の著しいオフィス用品需要の落ち込みからの回復で、企業向け事業は増収
- 企業向け事業は、ロングテール商材等(メインではないマイナー商品群)の売上高が伸びる
- 物流・管理事業はグループ外の物流業務受託の拡大により、売上高が増加
企業向け事業のクライアント登録数も過去最高を更新し、クライアント基盤の拡大がうかがえます。
なお、発表されたアスクルのIR情報の詳細は下記になっています。
2021年5月期 第1四半期 |
2022年5月期 第1四半期 |
増減率 | |
---|---|---|---|
売上高 | 100,180 | 102,442 | 2.3% |
営業利益 | 2,989 | 3,272 | 9.4% |
経常利益 | 2,986 | 3,240 | 8.5% |
純利益 | 1,502 | 2,153 | 43.3% |
アスクル、6-8月期(1Q)経常は9%増益で着地
22年5月期第1四半期(6-8月)の連結経常利益は前年同期比8.5%増の32.4億円に伸びたが、通期計画の139億円に対する進捗率は23.3%となり、5年平均の19.3%とほぼ同水準だった。
アスクル株価の動き
アスクルの株価、昨年お伝えした時は4,000円台前半(株式分割前で、2021年5月21日に1株につき2株となる)でしたが、今年に入り3月に2,132円で年初来高値を更新しています。
株価の終値を基準とし、過去一年間の最安値と最新の終値を比較すると下記のようになっています。
2021年8月19日終値 | 2021年9月17日終値 | 増減率 |
---|---|---|
1,520円 | 1,785円 | 17.4% |
アスクルの株主優待は割引きクーポン
現時点(2021年9月)のアスクル株主優待は、1年に2回のLOHACOで使える割引きクーポン(税込3,300円以上の注文につき、一人1回限り)となっています。
100株以上 | 「LOHACO」2,000円割引クーポン |
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注)税込3,300円以上の注文につき、お一人様1回限り。なお、本クーポンはLOHACO PayPayモール店ではご利用不可。
今回の1Q決算では増収増益となり売上高:過去最高更新、営業利益・経常利益・純利益:過去最高益を達成したアスクル、この躍進ぶりを今後も注目していきたいですね。