ASKUL(アスクル)、2021年5月期中間決算は純利益57.5%増の34億円で過去最高益達成
事務用品の通信販売でお馴染みのアスクル、2021年5月期の中間決算が発表され売上高が前年同期比3.4%増の2,064億5,200万円、純利益は57.5%増の34億5,300万円で増収増益となりました。
また併せて通期業績予想も発表され、前回の予想から上方修正され、純利益は前回予想の50億円から20%増の60億円を見込んでいます。
コロナの影響のあった今回の中間決算での増収増益、理由として下記のことがあげられます。
- 外出せずに人との接触を避けられ、手軽に買い物ができるeコマース事業が好調だった
- 手指消毒液やマスク等の新型コロナウイルス感染対策商品の特需が継続していることから、増収大幅増益となった
企業間取引と一般消費者取引でコロナ関連商品の売上が大きな収益につながっています。
なお、発表されたアスクルのIR情報の詳細は下記になっています。
2020年5月期 第2四半期 |
2021年5月期 第2四半期 |
増減率 | |
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売上高 | 199,625 | 206,452 | 3.4% |
営業利益 | 3,468 | 5,926 | 70.9% |
経常利益 | 3,393 | 5,908 | 74.1% |
純利益 | 2,192 | 3,453 | 57.5% |
アスクル、今期経常を18%上方修正・13期ぶり最高益更新へ
アスクル <2678> が12月15日大引け後(15:00)に決算を発表。21年5月期第2四半期累計(6-11月)の連結経常利益は前年同期比74.1%増の59億円に拡大した。
コロナショックの3月には一時2,105円となり年初来安値を記録したアスクルの株価、その後はコロナ前の水準以上に上昇し、10月9日には一時4,715円で年初来高値を記録しています。
アスクルの株価、今年の終値を基準に、年初来安値と最新株価を比較すると下記のようになっています。
2020年3月16日終値 | 2020年12月15日終値 | 増減率 |
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2,230円 | 4,290円 | 92.4% |
アスクルの株主優待は500円引きクーポン
現時点のアスクル株主優待は、1年に2回のLOHACOで使える500円引きクーポン(税込3,000円以上の注文につき、一人1回限り)となっています。
全株主 | LOHACOで使える500円引きクーポン |
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今回の中間決算では増収増益となり売上高:過去最高更新、営業利益・経常利益・当期純利益:過去最高益達成したアスクル、この躍進ぶりを今後も注目していきたいですね。