髙島屋、2023年2月期中間決算 純利益は135.22億円で黒字転換
老舗の大手百貨店の髙島屋、2023年2月期第2四半期の連結業績(2022年3月~2022年8月)が発表されました。売上高は2,090億円、純利益は135.22億円で収益は前回の赤字から黒字転換となりました。
また2023年2月期の連結業績予想(2022年3月1日~2023年2月28日)に関しては、純利益200億円(前期は53.6億円)を見込んでいるとの発表がありました。
今回の黒字転換、理由として下記のことがあげられます。
- 百貨店事業では、コロナのまん延防止措置の解除や感染第7波の中でも行動制限がなかったことで入店客数が伸びる
- ラグジュアリーブランドや宝飾品など高価格のアイテムが好調だった
なお、発表された髙島屋のIR情報の詳細は下記になっています。
2022年2月期 第2四半期 |
2023年2月期 第2四半期 |
増減率 | |
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売上高 | 347,189 | 209,012 | -39.8% |
営業利益 | -2,014 | 12,812 | - |
経常利益 | -559 | 14,597 | - |
純利益 | -4,375 | 13,522 | - |
高島屋、上期経常が黒字浮上で着地・6-8月期も黒字浮上
23年2月期第2四半期累計(3-8月)の連結経常損益は145億円の黒字(前年同期は5.5億円の赤字)に浮上し、通期計画の255億円に対する進捗率は57.2%に達し、5年平均の48.9%も上回った。
高島屋株価の動き
高島屋の株価、現時点の年初来安値は3月の996円、年初来高値は10月の1,870円で更新しています。
新型コロナウイルス禍の水際対策緩和などで、訪日外国人の需要が回復するとの期待から株価は上昇しています。
株価の終値を基準とし、過去一年間の最安値と最新の終値を比較すると下記のようになっています。
2021年12月2日終値 | 2022年10月11日終値 | 増減率 |
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977円 | 1,800円 | 84.2% |
高島屋の株主優待は株主優待カード
現時点(2022年10月)の高島屋株主優待は、高島屋各店で使える株主優待カードになっています。
株主優待カードで、割引対象商品のお買物につき、ご利用限度額の範囲内で10%が割引となっています。
100株以上 | 株主優待カード(10%割引) |
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2023年2月期中間決算は赤字から黒字転換となった高島屋、2023年2月期本決算の純利益は200億円(前期比増減率:273.1%増)を見込んでいます。今後の展開も注目していきたいですね。