46年の歴史に幕、ファッション誌「JJ」月刊発行を終了

ファッション誌「JJ」月刊発行を終了

光文社が出版する女性ヤング層をターゲットとしたファッション誌「JJ」が2020年12月23日発売の2021年2月号をもって月刊発行終了となりました。

JJはロゴが赤いことから赤文字系ファッション誌と言われ、同じ赤文字系ファッション誌のCanCam(小学館)、ViVi(講談社)、Ray(主婦の友社)と共に読者層の女子大生や若年OLから支持されていました。

今後JJは、雑誌としては不定期で刊行するということですが、一時代を築いた雑誌の休刊に、現読者層だけでなく、若い頃に愛読したいた上の世代からも惜しむ声が出ています。

1975年に女性週刊誌「女性自身」の別冊として創刊されたJJ、その誌名は女性自身のローマ字表記「Josei Jishin」の頭文字を取ってJJと決定されました。

しかし、惜しまれつつも今月号をもって1975年からの46年の歴史に幕を閉じる結果となったJJ、今後はサイトやSNSでの発信は続けるとし、月刊発行終了については「ターゲットとなる20代を取り巻く環境、ライフスタイルが大きく様変わりした」と説明しています。

女性誌「JJ」が不定期刊行に 読者層の環境の変化が理由

光文社は、女性ファッション誌「JJ」の月刊発行を12月23日発売の2021年2月号をもって終了し、不定期刊行にすると発表した。

出典:WWDJAPAN.com

月刊発行終了は発行部数の減少

JJの月刊発行終了について、読者層の環境、ライフスタイルの変化をあげている出版元ですが、決定打は近年の発行部数の減少でしょう。

日本雑誌協会によると、JJの2020年7月1日~9月30日に発売された1号あたりの平均印刷部数は47,667部となっています。

発行部数がこの数字だと、実売数はこの数字よりさらに少なくなります。昨今、世間では雑誌が売れないと言われている通り、JJも同様に売上減少に悩まされていました。

同じ赤文字系ファッション誌で比較すると、JJ同様にCanCam、Rayも売上においては苦境に立たされていて、赤文字系ファッション全誌が10万部を割る状況となっています。

2020年7月1日~9月30日に発売された1号あたりの平均印刷部数
雑誌名 印刷証明付き発行部数
JJ 47,667
CanCam 53,667
ViVi 83,667
Ray 46,100

出典:日本雑誌協会

インターネットやSNSの台頭により、ファッションやメイクなどの最新情報を雑誌を買うことなく手軽に取り入れられる世代が増えたことが売上減少につながっています。

SNSでは、インフルエンサーと言われる人物が大勢のフォロワーから支持され、日々自身のファッションやメイクなどのおしゃれ情報を発信しています。

またそれ以外に、その雑誌を代表するカリスマモデルの不在もあげられるでしょう。その雑誌の読者はもちろん、雑誌の領域を超え他の層からも認知されるカリスマモデル、そんなモデルの減少も売上に打撃を与えた一因だと考えらます。

例えば同じ赤文字系ファッション誌のcancamの場合、エビちゃんの愛称で親しまれた蛯原友里さんや山田優さん、押切もえさんが誌面を飾っていた最盛期の2006年には、彼女達の効果もあり発行部数が80万部に達することもありました。

今後、他の赤文字系ファッション誌も上手く巻き返しをはかれない場合は、JJ同様に月刊発行終了の道をたどることも考えられます。

改めて振り返るJJ誌面を飾りにぎわした歴代モデル

JJ読者はもちろん、世間的にも人気を博した歴代JJモデルを振り返ってみたいと思います。

  • 玉井亮子さん

    東横女子短大在学中に女子大生モデルとしてJJデビュー。当時はJJの読者だけでなく、同世代の男子にもアイドル並みの人気だった玉井さん、24歳で結婚するまでJJで活躍。近年は同じ光文社の「HERS(ハーズ)」に登場。

  • 黒田知永子さん

    成城短期大学在学中、1981年3月号から専属モデルとして初登場し、その後、玉井さんと人気を二分するJJの顔に。当時、JJモデル仲間からは、チコの愛称で親しまれていた黒田さん、その後は、「VERY」「STORY」「eclat」と様々な雑誌で活躍。

  • 賀来千香子さん

    女子美術短大在学中に、1981年6月号でJJモデルデビュー。身長165cm、股下83cmのスタイルで、「パンツなら千香ちゃん」とJJスタッフの間では定評だったとか。1982年には女優デビューし、数々のヒットドラマに出演。マザコン男である“冬彦さん”を演じた佐野史郎さんと共演したTBSドラマ「ずっとあなたが好きだった」「誰にも言えない」は高視聴率を獲得。甥の賀来賢人さんも俳優として活躍中。

  • 君島十和子さん

    高校3年時、「’85JAL沖縄キャンペーンガール」に選ばれ、1985年6月号のJJ創刊10周年記念号でカバーガールデビュー。1995年に有名デザイナー:君島一郎さんの息子:明さんとの入籍を発表し、芸能界を引退。引退後は美容関連の著書を数冊出版。現在、コスメブランド「FTC」のクリエイティブディレクターとして活躍中。

  • ブレンダさん

    ハワイ出身の日系アメリカ人のブレンダさん。1993年1月号でカバーガールデビューし、長らく続いていた芸能人カバーに終止符を打った人気モデル。JJモデル時代の1993年には、ワコールの「グッドアップブラ」のCMに下着姿で出演し、その抜群のプロポーションが話題となりました。

  • 梅宮アンナさん

    俳優の梅宮辰夫さんが父親のアンナさん。高校時代、家庭教師の友人のピンチヒッターとしてJJの読者モデルとして誌面デビューし、1993年5月号でカバーガールに。アンナさんの私服が"アンナ・カジュアル"として誌面で度々特集され、そのファッションセンスが注目のまとに。JJ卒業後はバラエティ番組やトーク番組で活躍。

  • 高垣麗子さん

    小学館の人気ティーン誌だった「プチセブン」のモデルを経て、19歳から4年間JJで活躍。その後、「MORE」「Style」「CLASSY.」「ef」「Luci」などのファッション誌にも登場。現在は、同じ光文社の「STORY」で活躍中。

  • 小畑由香里さん

    当時Jリーグ鹿島アントラーズに所属していた柳沢敦さんと結婚した小畑さん。1998年にJJモデルデビューし、2002年6月号ではファッションアイコンとして人気だったパリスとニッキーのヒルトン姉妹の3人でカバーを飾り、その豪華な3ショットは話題となりました。

  • 有村実樹さん

    JJでは9回連続でカバーを飾り看板TOPモデルとして人気だった有村さん。その後、「CLASSY.」「with」などでも活躍。2016年には10年間交際していたフジテレビアナウンサーの榎並大二郎さんとめでたく結婚。

  • ダレノガレ明美さん

    2012年~2015年まで、JJモデルとして活躍したダレノガレさん。モデル業と並行してテレビのバラエティ番組でも活躍し、最近はコスメ、アクセサリーをプロデュースしています。

  • 滝沢カレンさん

    集英社の雑誌「Seventeen」の「ミスセブンティーン2008」でグランプリを受賞、2011年よりJJモデルデビューし2019年まで活躍。現在は小学館の雑誌「Oggi」で専属モデルとして活躍中。また、テレビで見せる独特な言語感覚が視聴者からの反響を呼び、テレビでも引っ張りだこに。

月刊発行終了号は史上初企画を実現

今月号ではJJを含め赤文字系ファッション誌の競合4誌(JJ、CanCam、ViVi、Ray)が、出版元の垣根を越えた史上初のコラボ企画をおこなっていて、今月解散するE-girlsを特集する合同企画を展開しています。

赤文字競合4誌が史上初の合同企画 E-girlsの旅立ちを祝福

20代読者を対象にした“赤文字系”ファッション誌の競合4誌が、版元の垣根を越えた史上初のコラボ企画を実現する。

出典:ORICON NEWS

今回のJJ、史上初企画以外にも「歴代JJモデルが読者へ語る"カッコいいオトナ"になるための熱いメッセージ」など、46年分の思い出が詰まった月刊発行終了号となっています。気になる方はぜひチェックしてみてください。

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