象印マホービン、2020年11月期本決算は純利益-3.4%の39億4,300万円で減収減益
魔法瓶でお馴染みの象印マホービン、2020年11月期の本決算が発表され売上高が前期比-5.3%の749億4,700万円、純利益は-3.4%の39億4,300万円で減収減益となりました。
2020年11月期の純利益は前期比-3.4%の39億4,300万円になったが、従来予想の31億円を上回って着地し、21年11月期は前期比1.4%増の40億円に伸びる見通しとなっています。
コロナの影響を受けた上での減収減益、主な理由として下記のことがあげられます。
- 電気ポット市場が縮小傾向により低調に推移
- リビング製品はコロナによる外出自粛により需要減少で前年を下回った
今回の本決算は減収減益となりましたが、巣ごもり需要によりオーブントースターやホットプレート等は伸長、また衛生志向の高まりで加湿器、空気清浄機や食器乾燥機は好調に推移しました。
なお、発表された象印マホービンのIR情報の詳細は下記になっています。
2019年11月期 | 2020年11月期 | 増減率 | |
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売上高 | 79,110 | 74,947 | -5.3% |
営業利益 | 5,444 | 5,440 | -0.1% |
経常利益 | 5,878 | 5,725 | -2.6% |
純利益 | 4,082 | 3,943 | -3.4% |
象印、前期経常が上振れ着地・今期は1%増益、4円増配へ
20年11月期の連結経常利益は前の期比2.6%減の57.2億円になったが、従来予想の47億円を上回って着地。
コロナショックの3月には一時1,230円となり年初来安値を記録した象印マホービンの株価、その後は徐々に値を上げ株価はゆるやかに推移しています。
象印マホービンの株価、今年の終値を基準に、年初来安値と最新株価を比較すると下記のようになっています。
2020年3月16日終値 | 2020年12月25日終値 | 増減率 |
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1,296円 | 1,847円 | 42.5% |
今回の本決算は減収減益となりましたが、乾燥する冬場には象印の加湿器は使いやすいと話題になっています。来期は増益を見込むとする象印、今後の活躍を注目していきたいですね。