神戸物産、2020年10月期本決算は純利益24.8%増の150億円
「業務スーパー」でお馴染みの神戸物産、2020年10月期の本決算が発表され売上高が前年比13.8%増の3,408億7,000万円、純利益は24.8%増の150億4,700万円で増収増益となりました。
また併せて2021年来期の業績予想も発表され、純利益は160億円を見込み、8期連続で過去最高益を更新する見通しとなっています。実際に見通しの業績となった場合、20期連続増収、8期連続増益となります。
コロナの影響のあった今回の本決算での増収増益、理由として下記のことがあげられます。
- 新型コロナウイルス感染拡大予防のため外食自粛で、内食需要が急激に増加し、業務スーパー事業が経営成績に貢献
豊富な品揃えとお得なお値段で人気の業務スーパー、ついに全国で888店舗を達成し、2020年12月1日(火)~12月31日(木)まで、「業務スーパー888店舗達成記念セール」が開催(一部店舗を除く)されています。
なお、発表された神戸物産のIR情報の詳細は下記になっています。
2019年10月期 | 2020年10月期 | 増減率 | |
---|---|---|---|
売上高 | 299,616 | 340,870 | 13.8% |
営業利益 | 19,239 | 23,851 | 24.0% |
経常利益 | 19,434 | 23,646 | 21.7% |
純利益 | 12,056 | 15,047 | 24.8% |
神戸物産、今期経常は5%増で8期連続最高益更新へ
神戸物産 <3038> が12月14日大引け後(15:15)に決算を発表。20年10月期の連結経常利益は前の期比21.7%増の236億円になり、従来予想の203億円を上回って着地。
コロナショックの3月には一時1,700円となり年初来安値を記録した神戸物産の株価、その後はコロナ前の水準以上に上昇し、12月1日には一時3,710円で年初来高値を更新しています。
神戸物産の株価、今年の終値を基準に、年初来安値と最新株価を比較すると下記のようになっています。
2020年3月13日終値 | 2020年12月14日終値 | 増減率 |
---|---|---|
1,762.5円 | 3,480円 | 97.4% |
神戸物産の株主優待は業務スーパー商品券
現時点の神戸物産株主優待は、業務スーパー商品券(業務スーパ商品券を神戸物産グループ商品の詰め合わせとお引き換え可)となっています。
保有株式数 | 優待の内容 | |
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継続保有年数3年未満 | 継続保有年数3年以上 | |
100株以上 | 1,000円分 | 3,000円分 |
1,000株以上 | 10,000円分 | 15,000円分 |
2,000株以上 | 15,000円分 | 20,000円分 |
今回の本決算では増収増益と好調な業績、そして来期に関しても増益を見込んでいる神戸物産、今後の展開も注目していきたいですね。