ツルハホールディングス、2022年5月期1Q決算 純利益は-17.5%の75.36億円で減益
ドラッグストアでお馴染みのツルハHD、2022年5月期第1四半期決算が発表され売上高は前年同期比4.9%増の2,356億円、純利益は17.5%減の75.36億円で増収減益となりました。
また2022年5月期の連結業績予想(2021年5月16日~2022年5月15日)に関しては、現時点で売上高9,560億円、純利益282億円を見込んでいます。
今回の減益、理由として下記のことがあげられます。
- 前期はコロナ感染予防関連商材の需要が増加、また外出自粛に伴う日用品・消耗品、食品等の需要も増加したが、当期はその反動の減少が見られた
今回の売上には、ワクチン副反応による解熱鎮痛剤の需要増加が見られました。
なお、発表されたツルハHDのIR情報の詳細は下記になっています。
2021年5月期 第1四半期 |
2022年5月期 第1四半期 |
増減率 | |
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売上高 | 224,623 | 235,684 | 4.9 % |
営業利益 | 15,162 | 12,889 | -15.0% |
経常利益 | 15,328 | 12,944 | -15.6% |
純利益 | 9,137 | 7,536 | -17.5% |
ツルハHD、6-8月期(1Q)経常は16%減益で着地
22年5月期第1四半期(6-8月)の連結経常利益は前年同期比15.6%減の129億円に減ったが、6-11月期(上期)計画の247億円に対する進捗率は52.2%となり、5年平均の53.5%とほぼ同水準だった。
ツルハHD株価の動き
ツルハHDの株価、以前お伝えした6月時点では14,000円台前半でしたが、7月に12,250円で年初来安値を記録しています。
株価の終値を基準とし、過去一年間の最安値と最新の終値を比較すると下記のようになっています。
2021年7月9日終値 | 2021年9月22日終値 | 増減率 |
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12,440円 | 14,280円 | 14.8% |
ツルハHDの株主優待は株主ギフト券冊子など
現時点(2021年9月)のツルハHD株主優待は、株主ギフト券冊子などになっています。
100株以上 | 2,500円分(1冊) |
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1,000株以上 | 5,000円分(1冊) |
2,000株以上 | 10,000円分(1冊) |
ツルハHD、近年は店舗でコロナによる消費行動の変化に対応するため、精肉・青果の導入や100円均一の導入などをおこなっています。
そして今後の目標として、2024年度には店舗数3,000店舗、売上高1兆円をあげています。
今回の決算では、コロナ関連商材の特需による反動減が業績に出てしまったツルハHD、数年後には売上高1兆円企業を目標としています。果たしてその目標は実現されるのか、今後も注目していきたいですね。