ディズニーランド、チケット価格を値上げ 最大9,400円に
来月の10月1日から東京ディズニーランドと東京ディズニーシーの入園料を値上げするのと発表があり、ディズニーファンから驚きの声があがっています。
今年の3月に値上があり、チケット価格は8,700円になりましたが、1年を経たずに新たな値上げとなります。
新チケット価格は7,900円~9,400円の幅があり、人気の曜日や入園時間帯によって価格が変わる仕組みとなっています。
名称 | 新料金 | ||
---|---|---|---|
大人 | 中人 | 小人 | |
1デーパスポート | 7,900円 | 6,600円 | 4,700円 |
8,400円 | 7,000円 | 5,000円 | |
8,900円 | 7,400円 | 5,300円 | |
9,400円 | 7,800円 | 5,600円 |
ディズニー、入園料を値上げ 最大9400円に
東京ディズニーリゾートを運営するオリエンタルランドは、10月1日より東京ディズニーランドと東京ディズニーシーの入園料を値上げすると発表した。
ディズニーチケット、値段の歴史 1983年~2021年
1983年に開園した東京ディズニーランド、当時の1デーパスポートの値段は3,900円でした。今と比べると半額以下の値段に驚かされます。
開園当時の3,900円から新料金の9,400円まで、どのようにチケット価格が推移してきたのか振り返ってみましょう。
年 | 1デーパスポート (大人) |
1パーク年間 パスポート |
---|---|---|
1983年 | 3,900円 | ― |
1987年 | 4,200円 | ― |
1988年 | ― | 25,000円 |
1989年 | 4,400円 | ― |
1992年 | 4,800円 | 31,000円 |
1996年 | 5,100円 | 35,000円 |
1997年 | 5,200円 | 35,700円 |
2001年 | 5,500円 | 40,000円 |
2006年 | 5,800円 | 45,000円 |
2011年 | 6,200円 | 52,000円 |
2014年 | 6,400円 | 53,000円 |
2015年 | 6,900円 | 59,000円 |
2016年 | 7,400円 | 63,000円 |
2018年 | ― | 61,000円 |
2019年 | 7,500円 | 62,000円 |
2020年 | 8,200円 | 68,000円 |
2021年3月 | 8,700円 | 販売未定 |
2021年10月 | 9,400円 | 販売未定 |
チケットの値上がりに関わらず入園者数は増加しているディズニー、その不動の人気ぶりがうかがえます。
東京ディズニーリゾートの運営元オリエンタルランドの業績
以前は緊急事態宣言で東京ディズニーリゾートの休園をおこなっていたオリエンタルランドですが、最近は営業時間を短縮して開園を続けています。
2021年3月期の本決算(2020年4月1日~2021年3月31日)では純利益-541.9億円の赤字となったオリエンタルランド、最近の業績を2022年3月期1Q決算から見てみましょう。
2021年3月期 第1四半期 |
2022年3月期 第1四半期 |
増減率 | |
---|---|---|---|
売上高 | 6,164 | 49,821 | 708.2% |
営業利益 | -15,641 | -8,832 | ― |
経常利益 | -15,283 | -8,271 | ― |
純利益 | -24,871 | -6,059 | ― |
出典:IR資料室 | 株主・投資家の皆様へ | 株式会社オリエンタルランド
OLC、4-6月期(1Q)経常は赤字縮小で着地
22年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常損益は82.7億円の赤字(前年同期は152億円の赤字)に赤字幅が縮小した。
前期と比べると増収し、利益の赤字額は縮小していますが、ディズニーリゾートの完全な営業がおこなえていないこともあり、収益の黒字化は厳しいようです。
オリエンタルランド株価の動き
オリエンタルランドの株価、2月に18,640円で年初来高値となり、その後、5月に14,600円で年初来安値を更新しています。
株価の終値を基準とし、過去一年間の最安値と最新の終値を比較すると下記のようになっています。
2020年9月25日終値 | 2021年9月24日終値 | 増減率 |
---|---|---|
14,930円 | 17,490円 | 17.1% |
オリエンタルランドの株主優待は1デーパスポート
現時点(2021年9月)、オリエンタルランドの株主優待は、「東京ディズニーランド」または「東京ディズニーシー」いずれかのパークで利用可能な1デーパスポートとなっています。
所有株式数 | 9月末 | 3月末 | 合計 |
---|---|---|---|
100株以上 | – | 1枚 | 1枚 |
400株以上 | 1枚 | 1枚 | 2枚 |
800株以上 | 2枚 | 2枚 | 4枚 |
1,200株以上 | 3枚 | 3枚 | 6枚 |
1,600株以上 | 4枚 | 4枚 | 8枚 |
2,000株以上 | 5枚 | 5枚 | 10枚 |
2,400株以上 | 6枚 | 6枚 | 12枚 |
入園制限中や特別営業時間(年越し営業など)は、使用不可など注意事項あり。
今回のチケット価格の値上は残念なお知らせですが、東京ディズニーシーでは、2023年度に新エリア「ファンタジースプリングス(Fantasy Springs)」がオープン予定となっています。
コロナの影響で赤字業績のオリエンタルランドですが、不動のディズニー人気のもと、どのような業績回復を見せてくれるのか、今後も注目していきたいですね。
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