ゲオホールディングス、2022年3月期3Q決算 純利益は前年同期比322.9%増の43.08億円で増益
レンタルショップのゲオでお馴染みのゲオHD、2022年3月期第3四半期の連結業績(2021年4月-12月)が発表され売上高は前年同期比0.7%増の2,449億円、純利益は322.9%増の43.08億円で増収増益となりました。
また2022年3月期の連結業績予想(2021年4月1日~2022年3月31日)に関しては、現時点で純利益40億円(前期は-7.52億円)を見込んでいると発表がありました。
今回の増収増益、理由として下記のことがあげられます。
- 国内衣料品などのリユース(再使用)系リユース商材の販売回復で売上増加となり増収に
- リユース高級商材は海外市場の盛況により高級時計等の海外卸売りの好調が継続
リユースショップの「セカンドストリート」や高級品取り扱いショップの「おお蔵」などのグループ会社が増益に貢献してくれたようです。
ゲーム関連商材は巣ごもり特需の収束により減収となりました。
またレンタル事業は映像配信サービスの普及もあり、売上減少傾向は継続しているとのことです。
なお、発表されたゲオHDのIR情報の詳細は下記になっています。
2021年3月期 第3四半期 |
2022年3月期 第3四半期 |
増減率 | |
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売上高 | 243,396 | 244,991 | 0.7% |
営業利益 | 4,457 | 5,661 | 27.0% |
経常利益 | 4,774 | 6,643 | 39.2% |
純利益 | 1,018 | 4,308 | 322.9% |
ゲオHD、今期経常を一転67%増益に上方修正
22年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比39.1%増の66.4億円に拡大した。
ゲオHD株価の動き
ゲオHDの株価、年初来安値は2021年5月の1,079円、年初来高値は2021年7月の1,307円となっています。
2020年8月にお伝えした時には1,600円台だった株価、当時と比較すると2割以上の下落となっています。
株価の終値を基準とし、過去一年間の最安値と最新の終値を比較すると下記のようになっています。
2021年5月27日終値 | 2022年2月10日終値 | 増減率 |
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1,079円 | 1,203円 | 11.5% |
ゲオHDの株主優待は2,000円相当の割引券
現時点(2022年2月)のゲオHD株主優待は、セカンドストリートなどの対象店で使える2,000円相当の割引券となっています。
100株以上 | リユース店優待:割引券2,000円 |
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注)販売価格1,000円(税抜き)のお買物につき、1枚の割引券を利用可能。
#ゲオ の株主優待が届きました。#セカンドストリート などで使える2,000円分の割引券です?? pic.twitter.com/wis5bw2JRt
— おトクな生活 (@otokunaseikats1) December 10, 2021
セカンドストリートは海外展開がされていて、今期累計出店数はアメリカ1店舗・マレーシア3店舗・台湾6店舗となっています。
今回発表された3Q決算では増収増益となり、2022年3月期本決算は純利益は前期の赤字から黒字化を見込んでいるゲオHD、今後の展開も注目していきたいですね。