ソフトバンク、2021年3月期本決算 純利益は3.8%増の4,912億円で最高益更新
スマホの新料金プラン「LINEMO」でお馴染みのソフトバンク、2021年3月期本決算が発表され売上高は前年同期比7.1%増の5兆2,055億円、純利益は3.8%増の4,912億円で増収増益となりました。
また2022年3月期の連結業績予想(2021年4月1日~2022年3月31日)に関しては、現時点で純利益は5,000億円を見込んでいます。
今回の増収増益、理由として下記のことがあげられます。
- 主力の「SoftBank」ブランドで「スマホデビュープラン」が好調に推移
- スマートフォン契約数は、前期末比で179万件増加
- 高速インターネット接続サービスが順調に伸びており、契約数は、前期末比で53万件増加
なお、発表されたソフトバンクのIR情報の詳細は下記になっています。
2020年3月期 | 2021年3月期 | 増減率 | |
---|---|---|---|
売上高 | 4,861,247 | 5,205,537 | 7.1% |
営業利益 | 911,725 | 970,770 | 6.5% |
経常利益 | 811,195 | 847,699 | 4.5% |
純利益 | 473,135 | 491,287 | 3.8% |
SB、今期最終は2%増で3期連続最高益更新へ
21年3月期の連結最終利益は前の期比3.8%増の4912億円になり、22年3月期も前期比1.8%増の5000億円に伸びを見込み、3期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。
ソフトバンクの株価、3月に1,502円で年初来高値を更新しています。
ソフトバンクの株価、終値を基準とし、過去一年間の最安値と最新の終値を比較すると下記のようになっています。
2020年9月30日終値 | 2021年5月11日終値 | 増減率 |
---|---|---|
1,177.5円 | 1,436円 | 22.0% |
2022年3月期の業績予想に関し、スマートフォン事業では料金値下げの影響により減益を見込む半面、クラウドサービスなど法人事業で増益を見込んでいます。
見込み通り増益となり3期連続最高益更新となるのか、今後の展開も注目していきたいですね。
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