基本料0円から始まる「povo 2.0」のメリット・デメリット

基本料0円から始まる「povo 2.0」のメリット・デメリット

auは2021年9月下旬より、新料金プラン「povo 2.0」の提供を開始しました。月額0円+トッピング料金という格安料金プランが話題になっています。

新たなpovo 2.0の登場で、20GBで月額2,480円(税込2,728円)だった従来のpovoはpovo 1.0とし、現在は受付を終了しています。

今回は新登場の「povo 2.0」のメリット・デメリットをまとめました。

ここが嬉しいpovo 2.0のメリット

  • 月額基本料金は0円 ※1
  • 物理カードを使わないeSIM対応
  • 1回330円の「データ使い放題24時間」がある
  • 契約や解約時の各種手数料が無料
  • テザリングが無料

※1:別途所定の手数料等の費用がかかる場合がある。180日間以上有料トッピングの購入等がない場合、利用停止、契約解除となることがある。0円0GB時は、送受信最大128kbpsとなる。

ここが残念povo 2.0のデメリット

  • キャリアメール(~@ezweb.ne.jp、~@au.com)は無し
  • 初期設定では「5分以内通話かけ放題」は含まれていない
  • 手続き、サポートはすべてオンライン(店頭・電話でのサポートは無し)
  • auの家族割などの割引サービス対象外
  • 支払い方法はクレジットカード決済のみ
  • 利用できる対応端末に制限がある
  • 料金体系が1か月単位でなく日付単位のため、毎月毎月ちょっとずつ日にちがずれる
  • 180日間以上有料トッピングの購入などがなければ、利用停止や契約解除になることも

KDDI新プラン、29日に開始 基本料ゼロ円で契約増へ

KDDIは27日、基本料ゼロ円でデータ容量を必要な時に購入するオンライン手続き専用プラン「povo(ポヴォ)2.0」を、29日に提供開始すると発表した。

出典:日本経済新聞

自由に選択できるデータトッピング

povo 2.0では、自分の用途に合わせて高速データ通信量を「トッピング」し選ぶことができます。

povo 2.0 データトッピング(料金は税込)
データ通信量 利用期間 利用料金
1GB 7日間 390円
3GB 30日間 990円
20GB 30日間 2,700円
60GB 90日間 6,490円
150GB 180日間 12,980円
データ使い放題 24時間 330円

データ通信量は1GB~150GBまで選ぶことができますが、それぞれに利用期間があるので注意が必要です。

例えば1GB・7日間で390円の場合、利用期間の7日間をオーバーしてしまうと通信量が余っていても失われてしまい、速度は128kbpsに戻ります。

下記の表のように、データトッピングは大容量なほどお得になります。

povo 2.0 データトッピング 30日間の利用料金比較
データ通信量 利用期間 30日ごとに使える
データ通信量
30日間の利用料金
20GB 30日間 20GB 2,700円
60GB 90日間 20GB 2,163円
(6,490円÷3)
150GB 180日間 25GB 2,163円
(12,980円÷6)

20GBと60GBのトッピングを比較した場合、30日間の利用料金は2,700円と2,163円となり、60GBの方がお得なのがわかります。

月々20GB以上を使う場合は、大容量を選んだ方が金額はお得になります。

通話トッピング

初期設定では「5分以内通話かけ放題」が含まれていないので、国内通話は税込22円/30秒、国内SMS送信は3.3円/通(70字まで)となっています。

通話をよくする方には、月額のかけ放題のトッピングがおすすめです。

povo 2.0の通話トッピング
5分以内通話かけ放題 550円/月
通話かけ放題 1,650円/月
au 新料金プラン「povo 2.0」
au「povo 2.0」ベースプラン
月額基本料金 0円
(指定期間内の有料トッピング購入などの条件有り)
データ容量 0GB
(データ容量が0GBの場合の通信速度:最大128kbps)
通話料 国内通話:22円/30秒
(月額550円で5分以内通話かけ放題あり)
国内SMS送信 3.3円/通(70字まで)(受信は無料)
キャリアメール ×
テザリング 無料

競合他社の様々な料金プランを出しているので、自分に合ったプランを選びお得に利用料金は抑えたいですね。

新料金プラン「povo2.0」誕生|au