日本BS放送、2021年8月期本決算 純利益は25.2%増の18.66億円で増収増益
BS11デジタルでお馴染みの日本BS放送、2021年8月期本決算が発表され売上高は前年同期比5.4%増の120億円、純利益は25.2%増の18.66億円で増収増益となりました。
また2022年8月期の連結業績予想（2021年9月1日～2022年8月31日）に関しては、現時点で売上高122億円、純利益12.5億円を見込んでいます。
今回の増収増益、理由として下記のことがあげられます。
- タイム収入※1 レギュラー番組、特別番組のセールス強化により、前期比微増で着地
- スポット収入※2 巣ごもり需要による通販市況の堅調を受け、前期比+15.7%と大幅増
- 製作委員会への出資に伴う配当金や番組コンテンツ販売の拡大に伴い、売上高が増加
※1 タイム収入は、番組提供スポンサーに番組内のCM放送時間枠を販売して得た収入。
※2 スポット収入は、番組にとらわれずにCMを放送する時間枠を販売して得た収入。
なお、発表された日本BS放送のIR情報の詳細は下記になっています。
| 2020年8月期 | 2021年8月期 | 増減率 | |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 11,394 | 12,004 | 5.4% |
| 営業利益 | 2,189 | 2,669 | 21.9% |
| 経常利益 | 2,195 | 2,741 | 24.9% |
| 純利益 | 1,490 | 1,866 | 25.2% |
ＢＳ１１、今期経常は34％減益へ
21年8月期の連結経常利益は前の期比24.9％増の27.4億円に伸びたが、22年8月期は前期比34.0％減の18.1億円に落ち込む見通しとなった。
日本BS放送株価の動き
日本BS放送の株価、2月に1,194円で年初来高値を更新しています。
株価の終値を基準とし、過去一年間の最安値と最新の終値を比較すると下記のようになっています。
| 2020年11月30日終値 | 2021年10月8日終値 | 増減率 |
|---|---|---|
| 1,062円 | 1,115円 | 5.0% |
日本BS放送の株主優待はビックカメラ商品券
現時点（2021年10月）の日本BS放送株主優待は、親会社であるビックカメラの「ビックカメラ商品券」1,000円券になっています。
| 100株以上 | 「ビックカメラ商品券」1,000円券 |
|---|
長期保有株主には「ビックカメラ商品券」1,000円券を追加贈呈。
報道、ドラマ、スポーツ、アニメと幅広い番組展開をおこなっている日本BS放送、アニメ関連番組は毎クール40タイトル以上放送しています。
アニメと言えば、現在、毎週金曜日 20時00分～21時00分に「鬼滅の刃」竈門炭治郎 立志編が放送されています。
今回の本決算は増収増益と好調な結果でした。次回もその流れを維持できるのか、今後も注目していきたいですね。