トリドールホールディングス、2022年3月期中間決算 純利益は53.78億円で赤字から黒字へ
丸亀製麺などでお馴染みのトリドールHD、2022年3月期第2四半期累計(4-9月)が発表され売上高は前年同期比20.7%増の766.42億円、純利益は53.78億円となりました。
前年同期は-20.9億円で赤字でしたが、今回は53.78億円で黒字となりました。
また2022年3月期の連結業績予想(2021年4月1日~2022年3月31日)に関しては、現時点で純利益31億円(前期は-67億円)を見込んでいると発表がありました。
今回の増収、理由として下記のことがあげられます。
- うどん弁当の販売などテイクアウト策を強化するなど、収益の維持、拡大に向けた各種施策を積極的に実施
- 海外事業で、新規出店を継続するとともに進出国の市場を見極め不採算店の閉店等を実施
海外事業では、39店舗を出店し、40店舗を閉店、営業店舗数は625店舗となりました。(今回の会計期間末)
なお、発表されたトリドールHDのIR情報の詳細は下記になっています。
2020年9月期 | 2021年9月期 | 増減率 | |
---|---|---|---|
売上高 | 63,473 | 76,642 | 20.7% |
営業利益 | -3,551 | 3,988 | - |
経常利益 | -2,707 | 8,208 | - |
純利益 | -2,073 | 5,378 | - |
出典:株主・投資家情報 | 株式会社トリドールホールディングス
トリドール、上期最終は黒字浮上・通期計画を超過
22年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結最終損益は54億円の黒字(前年同期は20.9億円の赤字)に浮上し、通期計画の27億円に対する進捗率が200.1%とすでに上回った。
トリドールHD株価の動き
株価は1月に1,302円で年初来安値、11月に3,050円で年初来高値を更新しています。
株価の終値を基準とし、過去一年間の最安値と最新の終値を比較すると下記のようになっています。
2021年1月8日終値 | 2021年11月12日終値 | 増減率 |
---|---|---|
1,337円 | 2,810円 | 110.2% |
トリドールHDの株主優待は優待券
現時点(2021年11月)、トリドールHDの株主優待は、対象の店舗で使える株主優待券(100円割引券)となっています。
100株以上 | 30枚綴り(3,000円相当) |
---|---|
200株以上 | 40枚綴り(4,000円相当) |
1,000株以上 | 100枚綴り(10,000円相当) |
2,000株以上 | 150枚綴り(15,000円相当) |
株の長期保有で追加贈呈の制度あり。
コロナの影響で赤字だった前年から黒字へ転換し回復傾向のトリドールHD、このまま順調な業績を維持していくのか、今後の展開も注目していきたいですね。