Alphabet(Google)決算 上場以来初の減収

Alphabet(Google)決算 上場以来初の減収

Alphabet、日本では少し聞きなれない企業名ですが、こちら実は日本でもお馴染みGoogleの親会社になります。子会社と親会社の名前が異なるのは、日本の企業で例えるなら、衣料品でお馴染みのユニクロの親会社がファーストリテイリングなのと同じような感じでしょうか。

そのAlphabet(Google)の第2四半期(4~6月)の決算が発表され、売上高は、前年同期比2%減、純利益は30%減となりました。

Alphabet決算、Google上場以来初の減収 コロナ禍による広告減で

Googleを傘下に持つ米Alphabetは7月30日(現地時間)、第2四半期(4~6月)の決算を発表した。Alphabet全体の売上高は、前年同期比2%減の382億9700万ドル、純利益は30%減の69億5900万ドル(非GAAPベースの1株当たり純利益は10ドル13セント)だった。

出典:ITmedia NEWS

減収の原因は、Googleの主力である広告収益がコロナ禍により減速したことによります。

しかし、YouTube広告、Google Cloud(クライアントのインフラ環境をクラウド化出来るサービス)は増収しました。

株価は減収の報道で下落し、現在1株1,482.76ドルとなっています。

Alphabet(Google)株チャート

色々と身近なAlphabet(Google)のビジネス

Alphabet(Google)の行っている身近なビジネス、ここでいくつかピックアップしてみます。

  • インターネットブラウザ chrome、ネット検索機能
  • フリーメール Gmailや動画視聴 YouTube、デジタルコンテンツ Google Play
  • スマートフォンの基本ソフトウェアAndroid(一般的にはAndroidスマホと呼びますね)
  • 自社開発のスマートフォン ピクセル(Pixel)

ざっと挙げてみても、実際に利用していたり聞きなれたものばかりです。

スマートフォン ピクセル(Pixel)に関しては5G対応のモデルが秋にも発売と報道されています。

グーグル、新型スマホ「ピクセル4a」発表-5Gモデルは今秋発売へ

出典:Bloomberg

今まで増収続きで上場以来初の減収により衝撃を与えたGoogleですが、IT業界をけん引する巨大企業GAFA(Google・Amazon・Facebook・Apple)の一員として今後も業界をリードしていくことでしょう。今後の活躍を期待したいですね。