ソニー、2021年3月期本決算 純利益は1兆1,717億円で最高益を更新
ゲーム機のPS5(PlayStation 5)でお馴染みのソニーグループ、2021年3月期本決算が発表され売上高は前年同期比9.0%増の8兆9,993億円、純利益は101.3%増の1兆1,717億円で増収増益となりました。
ソニーグループは純利益を初めて1兆円の大台に乗せ、前期比2倍で最高益を更新しました。
また2022年3月期の連結業績予想(2021年4月1日~2022年3月31日)に関しては、現時点で純利益6,600億円を見込んでいます。
今回の増収増益、理由として下記のことがあげられます。
- コロナの「巣ごもり需要」でゲームや音楽などエンタメ事業が好調
- PlayStation 5の出荷数は780万台を超え
- 東宝と共同で配給したアニメ映画「鬼滅の刃」が記録的なヒット
ゲームや音楽、金融などの事業多角化がコロナの中でも強みを発揮した形となりました。
なお、発表されたソニーのIR情報の詳細は下記になっています。
2020年3月期 | 2021年3月期 | 増減率 | |
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売上高 | 8,259,885 | 8,999,360 | 9.0% |
営業利益 | 845,459 | 971,865 | 15.0% |
経常利益 | 799,450 | 1,192,370 | 49.1% |
純利益 | 582,191 | 1,171,776 | 101.3% |
ソニーG、最高益1兆1717億円 ゲームや音楽好調
ソニーグループが28日発表した2021年3月期の連結決算(米国会計基準)は、最終的なもうけを示す純利益が前の期比2倍の1兆1717億円だった。
ソニーグループの株価、2月に12,545円で年初来高値を更新しています。
直近の終値は11,810円で、昨年の4-9月期2Q決算でお伝えした時よりも値上がりしています。
ソニーグループの株価、終値を基準とし、過去一年間の最安値と最新の終値を比較すると下記のようになっています。
2020年5月18日終値 | 2021年4月28日終値 | 増減率 |
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6,685円 | 11,810円 | 76.7% |
ソニーグループの株主優待はソニーストアのクーポン
現時点(2021年4月)、ソニーグループの株主優待は、ソニーストアの電子クーポンとなっています。
100株以上 | クーポン名称および利用できる商品 株主特典AV:AV商品(テレビ、カメラ、オーディオなど)15%オフ 株主特典VAIO:VAIO本体(VAIO株式会社製)5%オフ 注)Xperia(TM)スマートフォン、プレイステーション(R)、aiboなど一部商品には利用不可。 |
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利用期間:2020年6月5日~2021年5月31日
2020年株主様特典 ソニーストアクーポン(PDF:2.38MB)
絶好調のソニーグループですが、一部の半導体不足により、人気商品のPS5などは量産に支障が出ていると言われています。
この好調ぶりをこのまま維持するのか、今後も注目していきたいですね。