洋菓子メーカーでお馴染みのモロゾフ、2022年1月期3Q決算 純利益は-3.5億円で赤字(赤字額は縮小)
神戸二大ブランドの一つとして有名な洋菓子メーカーのモロゾフ(もう一つはドイツ菓子メーカーユーハイム)、2022年1月期第3四半期累計(2月-10月)が発表され売上高は前年同期比4.1%増の1,638億円、純利益は-3.5億円で赤字となりました。
また2022年1月期の業績予想(2021年2月1日~2022年1月31日)に関しては、現時点で純利益5.7億円(前期は3.52億円)を見込んでいると発表がありました。
今回の増収、理由として下記のことがあげられます。
- 昨年のコロナの反動や、10月以降の人出の増加による売上高の回復
- 創立90周年を記念した新商品「プリンとチーズケーキ」の発売効果
バターにこだわった焼菓子ブランド「ガレット オブール」の新規出店も売上増につながったようです。
純利益は3.5億円の赤字ですが、前年同期の6.32億円の赤字と比べると赤字額は縮小しています。
なお、発表されたモロゾフのIR情報の詳細は下記になっています。
2021年1月期 第3四半期 |
2022年1月期 第3四半期 |
増減率 | |
---|---|---|---|
売上高 | 15,744 | 16,386 | 4.1% |
営業利益 | -777 | -38 | - |
経常利益 | -661 | 61 | - |
純利益 | -632 | -350 | - |
モロゾフ、2-10月期(3Q累計)経常は黒字浮上で着地
22年1月期第3四半期累計(2-10月)の経常損益(非連結)は0.6億円の黒字(前年同期は6.6億円の赤字)に浮上したが、通期計画の12.8億円に対する進捗率は4.8%にとどまり、5年平均の21.7%も下回った。
モロゾフ株価の動き
9月お伝えした時は5,000円台半ばだったモロゾフの株価、年初来安値は5月の5,170円、年初来高値は3月の6,050円となっています。
株価の終値を基準とし、過去一年間の最安値と最新の終値を比較すると下記のようになっています。
2021年7月28日終値 | 2021年12月3日終値 | 増減率 |
---|---|---|
5,190円 | 5,270円 | 1.5% |
モロゾフの株主優待は自社商品など
現時点(2021年12月)のモロゾフ株主優待は、自社商品、優待券、そしてモロゾフオンラインショップでの優待割引などになっています。
保有株数 | |||
---|---|---|---|
100株以上 | 500株以上 | ||
保有年数 | 半年以上 3年未満 |
以下から1つ選択
|
以下から1つ選択
|
3年以上 |
以下から2つ選択
|
以下から2つ選択
|
モロゾフオンラインショップでの優待割引 |
対象:毎年7月末日時点で100株以上を半年間以上保有の株主 |
注)年4回、20%割引で購入でき、1回当たりの利用上限額は割引前本体価格10,000円。
株主優待制度 | 会社情報 | IR/会社情報 | モロゾフ株式会社
赤字額を縮小させ、通期の純利益は61.9%増の5.7億円(前期は3.52億円)を見込んでいるモロゾフ、今後の展開も注目していきたいですね。