洋菓子メーカーでお馴染みのモロゾフ、2022年1月期中間決算 純利益は1.45億円で増収増益
神戸二大ブランドの一つとして有名な洋菓子メーカーのモロゾフ(もう一つはドイツ菓子メーカーユーハイム)、2022年1月期中間決算が発表され売上高は前年同期比5.8%増の122.18億円、純利益は赤字から黒字の1.45億円で増収増益となりました。
また2022年1月期の連結業績予想(2021年2月1日~2022年1月31日)に関しては、現時点で純利益は5.7億円と見込んでいます。
今回の増収増益、理由として下記のことがあげられます。
- コロナの影響を最も大きく受けた2020年1回目の緊急事態宣言時の反動により、売上高は5.8%の増加
- 計画的・効率的な生産体制の構築、店舗の人員体制の最適化、経費の削減、売上状況に応じた適正在庫の確保で利益アップ
- 洋菓子製造販売事業:売上高 5.4%増
- 喫茶・レストラン事業:売上高 15.2%増
それぞれの事業は前年同期比で売上高は増加していますが、コロナ前期(2020年1月期)と比較すると減少しています。
なお、発表されたモロゾフのIR情報の詳細は下記になっています。
2021年1月期 第2四半期 |
2022年1月期 第2四半期 |
増減率 | |
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売上高 | 11,547 | 12,218 | 5.8% |
営業利益 | -134 | 548 | - |
経常利益 | -25 | 605 | - |
純利益 | -195 | 145 | - |
モロゾフ、上期経常が黒字浮上で着地・5-7月期は赤字縮小
22年1月期第2四半期累計(2-7月)の経常損益(非連結)は6億円の黒字(前年同期は0.2億円の赤字)に浮上したが、通期計画の12.8億円に対する進捗率は47.3%となり、5年平均の49.5%とほぼ同水準だった。
以前お伝えした時は5,000円台後半だったモロゾフの株価、3月には6,050円で年初来高値を更新しています。
モロゾフの株価、終値を基準とし、過去一年間の最安値と最新の終値を比較すると下記のようになっています。
2021年7月28日終値 | 2021年9月3日終値 | 増減率 |
---|---|---|
5,190円 | 5,500円 | 6.0% |
モロゾフの株主優待は自社商品など
現時点(2021年9月)のモロゾフ株主優待は、自社商品、優待券、そしてモロゾフオンラインショップでの優待割引などになっています。
保有株数 | |||
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100株以上 | 500株以上 | ||
保有年数 | 半年以上 3年未満 |
以下から1つ選択
|
以下から1つ選択
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3年以上 |
以下から2つ選択
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以下から2つ選択
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モロゾフオンラインショップでの優待割引 |
対象:毎年7月末日時点で100株以上を半年間以上保有の株主 |
注)年4回、20%割引で購入でき、1回当たりの利用上限額は割引前本体価格10,000円。
株主優待制度 | 会社情報 | IR/会社情報 | モロゾフ株式会社
前回の赤字決算から黒字転換となったモロゾフですが、依然コロナの影響で厳しい状況が続いています。これからどのように業績を上げていくのか今後も注目していきたいですね。
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