オリエンタルランド、2022年3月期本決算 純利益は80.67億円で前期の赤字から黒字化
東京ディズニーリゾートを経営するオリエンタルランド、2022年3月期の連結業績(2021年4月-2022年3月)が発表され売上高は前期比61.6%増の2,757億円、純利益は80.67億円で前期の赤字(-541.9億円)から黒字転換となりました。
また2023年3月期の連結業績予想(2022年4月1日~2023年3月31日)に関しては、純利益352.44億円(前期は80.67億円)を見込んでいるとの発表がありました。
今回の増収、理由として下記のことがあげられます。
- 入園者数の制限緩和により、入園者数増加などから売上高が増加
- 変動価格制による入価格帯チケットの構成比が増え、チケット収入が増加
- 東京ディズニーシー20周年関連商品の増加で、商品販売収入が増加
入園者数およびゲスト1人当たり売上高が増え、売上高が増加となりました。
なお、発表されたオリエンタルランドのIR情報の詳細は下記になっています。
2021年3月期 | 2022年3月期 | 増減率 | |
---|---|---|---|
売上高 | 170,581 | 275,728 | 61.6% |
営業利益 | -45,989 | 7,733 | ― |
経常利益 | -49,205 | 11,278 | ― |
純利益 | -54,190 | 8,067 | ― |
出典:IR資料室 | 株主・投資家の皆様へ | 株式会社オリエンタルランド
OLC、前期経常が一転黒字で上振れ着地・今期は4.5倍増益、前期配当を2円増額・今期は2円増配へ
22年3月期の連結経常損益は112億円の黒字(前の期は492億円の赤字)に浮上し、従来予想の62.3億円の赤字を上回り、赤字予想から一転して黒字で着地。
オリエンタルランド株価の動き
オリエンタルランドの株価、1年前の2021年4月にお伝えした時は15,000円台でした。現時点の年初来安値は1月の17,680円、年初来高値は3月の24,850円となっています。
株価の終値を基準とし、過去一年間の最安値と最新の終値を比較すると下記のようになっています。
2021年5月13日終値 | 2022年4月28日終値 | 増減率 |
---|---|---|
14,650円 | 19,775円 | 35.0% |
オリエンタルランドの株主優待は1デーパスポート
現時点(2022年4月)、オリエンタルランドの株主優待は、「東京ディズニーランド」または「東京ディズニーシー」いずれかのパークで利用可能な1デーパスポートとなっています。
所有株式数 | 9月末 | 3月末 | 合計 |
---|---|---|---|
100株以上 | – | 1枚 | 1枚 |
400株以上 | 1枚 | 1枚 | 2枚 |
800株以上 | 2枚 | 2枚 | 4枚 |
1,200株以上 | 3枚 | 3枚 | 6枚 |
1,600株以上 | 4枚 | 4枚 | 8枚 |
2,000株以上 | 5枚 | 5枚 | 10枚 |
2,400株以上 | 6枚 | 6枚 | 12枚 |
入園制限中や特別営業時間(年越し営業など)は、使用不可。
2022年3月期本決算は増収となったオリエンタルランド、2023年3月期の純利益は352.44億円(前期比増減率:336.9%増)を見込んでいます。
ただコロナ前の2019年3月期本決算(2018年4月-2019年3月)で純利益が902.86億円だったことを考えると、まだまだコロナ前の水準には戻っていないようです。
今後の展開も注目していきたいですね。