デンソー、2022年3月期本決算 純利益は111%増の2,639億円で増収増益
自動車部品メーカーでお馴染みのデンソー、2022年3月期の連結業績(2021年4月-2022年3月)が発表され売上高は前期比11.7%増の5兆5,155億円、純利益は111.0%増の2,639億円で増収増益となりました。
また2023年3月期の連結業績予想(2022年4月1日~2023年3月31日)に関しては、純利益4,340億円(前期は2,639億円)を見込んでいるとの発表がありました。
今回の増収増益、理由として下記のことがあげられます。
- コロナによる影響からの回復と、採算改善努力などにより、前年比で増収・増益となる
半導体不足などによる車両減産や外部環境の影響ある中で、好調な決算となりました。
製品別の売上収益ではエレクトリフィケーションシステム(電気自動車【EV】向けなどの事業)が前期比18.5%増と一番高い増減率を示しました。
なお、発表されたデンソーのIR情報の詳細は下記になっています。
2021年3月期 | 2022年3月期 | 増減率 | |
---|---|---|---|
売上高 | 4,936,725 | 5,515,512 | 11.7% |
営業利益 | 155,107 | 341,179 | 120.0% |
経常利益 | 193,753 | 384,808 | 98.6% |
純利益 | 125,055 | 263,901 | 111.0% |
出典:投資家情報 | デンソーについて | DENSO – 株式会社デンソー
デンソー、今期最終は64%増で5期ぶり最高益、前期配当を5円増額・今期は15円増配へ
22年3月期の連結最終利益は前の期比2.1倍の2639億円に伸び、23年3月期も前期比64.5%増の4340億円に拡大を見込み、5期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。
デンソー株価の動き
デンソーの株価、現時点の年初来安値は3月の6,584円、年初来高値は1月の10,185円となっています。
株価の終値を基準とし、過去一年間の最安値と最新の終値を比較すると下記のようになっています。
2022年3月8日終値 | 2022年4月28日終値 | 増減率 |
---|---|---|
6,602円 | 7,957円 | 20.5% |
2022年3月期本決算は増収増益となったデンソー、2023年3月期の純利益は4,340億円(前期比増減率:64.5%増)を見込んでいます。見込み通りの場合、過去最高益を更新し3期連続増益となります。今後の展開も注目していきたいですね。