大東建託、2022年3月期本決算 純利益は11.7%増の695.8億円で増収増益

大東建託、2022年3月期本決算 純利益は11.7%増の695.8億円で増収増益

建設・不動産会社でお馴染みの大東建託、2022年3月期の連結業績(2021年4月-2022年3月)が発表され売上高は前期比6.3%増の1兆5,830億円、純利益は11.7%増の695.8億円で増収増益となりました。

また2023年3月期の連結業績予想(2022年4月1日~2023年3月31日)に関しては、純利益700億円(前期は695.8億円)を見込んでいるとの発表がありました。

今回の増収増益、理由として下記のことがあげられます。

  • 不動産事業は、「賃貸経営受託システム」による一括借上物件の増加や過去最高水準の入居率となる
  • 借上会社である大東建託パートナーズ株式会社の家賃収入が増加
  • 「連帯保証人不要サービス」を提供しているハウスリーブ株式会社の収入拡大

計画を上回る実績で着地し、増収増益で好調な決算となりました。

なお、発表された大東建託のIR情報の詳細は下記になっています。

2022年3月期の連結業績(2021年4月1日~2022年3月31日)(単位:百万円)
2021年3月期 2022年3月期 増減率
売上高 1,488,915 1,583,003 6.3%
営業利益 86,738 99,594 14.8%
経常利益 90,607 103,671 14.4%
純利益 62,285 69,580 11.7%

出典:IR情報|土地活用のことなら – 大東建託

大東建、今期経常は微増益、前期配当を1円増額・今期は3円増配へ

22年3月期の連結経常利益は前の期比14.4%増の1036億円になり、23年3月期は前期比0.3%増の1040億円とほぼ横ばい見通しとなった。

出典:株探ニュース

大東建託株価の動き

大東建託の株価、2022年1月にお伝えした時は12,700円台でした。現時点の年初来安値は3月の11,660円、年初来高値は2月の13,630円となっています。

大東建託株チャート

株価の終値を基準とし、過去一年間の最安値と最新の終値を比較すると下記のようになっています。

2021年5月13日終値 2022年4月28日終値 増減率
11,080円 12,520円 13.0%

大東建託の株主優待は全国共通商品券など

現時点(2022年4月)の大東建託株主優待は、全国共通商品券などになっています。

大東建託株主優待
全国共通商品券
100株以上 1,000円分
300株以上 3,000円分
500株以上 5,000円分
1000株以上 10,000円分

株主優待制度| 土地活用のことなら – 大東建託

2022年3月期本決算は増収増益となった大東建託、2023年3月期の純利益は700億円(前期比増減率:0.6%増)を見込んでいます。今後の展開も注目していきたいですね。