大東建託、2022年3月期3Q決算 純利益は前年同期比12.7%増の630.08億円で増益
建設・不動産会社でお馴染みの大東建託、2022年3月期第3四半期の連結業績（2021年4月-12月）が発表され売上高は前年同期比6.0%増の1兆1,752億円、純利益は12.7%増の630.08億円で増収増益となりました。
また2022年3月期の連結業績予想（2021年4月1日～2022年3月31日）に関しては、現時点で純利益650億円（前期は622.85億円）を見込んでいると発表がありました。
今回の増収増益、理由として下記のことがあげられます。
- 建設事業は工事が順調に進捗したこと等により、完成工事の売上高が増加
- 不動産事業は、子会社の大東建託パートナーズ株式会社の家賃収入が増加で収益・利益も増加
ガス供給事業は仕入価格の高騰などで利益減少となっています。
なお、発表された大東建託のIR情報の詳細は下記になっています。
| 2021年3月期 第3四半期 |
2022年3月期 第3四半期 |
増減率 | |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 1,109,234 | 1,175,244 | 6.0% |
| 営業利益 | 77,824 | 89,510 | 15.0% |
| 経常利益 | 81,052 | 92,599 | 14.2% |
| 純利益 | 55,927 | 63,008 | 12.7% |
大東建、4-12月期(3Q累計)経常が14％増益で着地・10-12月期も5％増益
22年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比14.2％増の925億円に伸び、通期計画の970億円に対する進捗率は95.5％に達し、5年平均の83.3％も上回った。
大東建託株価の動き
大東建託の株価、2021年の年初来安値は1月の9,200円、年初来高値は11月の14,370円となっています。
株価の終値を基準とし、過去一年間の最安値と最新の終値を比較すると下記のようになっています。
| 2021年1月28日終値 | 2022年1月28日終値 | 増減率 |
|---|---|---|
| 10,610円 | 12,790円 | 20.5% |
大東建託の株主優待は全国共通商品券など
現時点（2022年1月）の大東建託株主優待は、全国共通商品券などになっています。
| 100株以上 | 1,000円分 |
|---|---|
| 300株以上 | 3,000円分 |
| 500株以上 | 5,000円分 |
| 1000株以上 | 10,000円分 |
今回発表された3Q決算では増収増益となり、2022年3月期本決算は純利益は前期比4.4%増の650億円を見込んでいる大東建託、今後の展開も注目していきたいですね。