関西電力、2022年3月期3Q決算 純利益は前年同期比-36.1%の735.88億円で減益
電気の販売量で日本国内第3位(1位:東京電力、2位:中部電力)の関西電力、2022年3月期第3四半期の連結業績(2021年4月-12月)が発表され売上高は前年同期比-10.7%の1兆9,497億円、純利益は-36.1%の735.88億円で減収減益となりました。
また2022年3月期の連結業績予想(2021年4月1日~2022年3月31日)に関しては、現時点で純利益650億円(前期は1,089億円)を見込んでいると発表がありました。
今回の減収減益、理由として下記のことがあげられます。
- 小売販売電力量は、競争激化の影響などから前年同期比で減少
- 小売販売電力量の減少などにより電灯電力料収入が減少
不安定な業績の中、燃料高騰の影響も大きくのしかかっているようです。
なお、発表された関西電力のIR情報の詳細は下記になっています。
2021年3月期 第3四半期 |
2022年3月期 第3四半期 |
増減率 | |
---|---|---|---|
売上高 | 2,184,240 | 1,949,771 | -10.7% |
営業利益 | 142,997 | 88,331 | -38.2% |
経常利益 | 161,140 | 114,703 | -28.8% |
純利益 | 115,158 | 73,588 | -36.1% |
関西電、今期最終を7%下方修正
22年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結最終利益は前年同期比36.1%減の735億円に落ち込んだ。
関西電力株価の動き
関西電力の株価、2021年の年初来安値は1月の966円、年初来高値は3月の1,268円となっています。
株価の終値を基準とし、過去一年間の最安値と最新の終値を比較すると下記のようになっています。
2021年2月2日終値 | 2022年1月28日終値 | 増減率 |
---|---|---|
1,021円 | 1,068円 | 4.6% |
今回発表された3Q決算では減収減益となり、2022年3月期本決算の純利益は前期比-40.3%の650億円と暗雲が漂う見込みとなっています。燃料費高騰などの悪材料をまぬかれられない現状、今後の展開も注目していきたいですね。