JT、2021年12月期3Q決算 純利益は31.3%増3,388億円で増収増益
JT(日本たばこ産業)の2021年12月期第3四半期決算が発表され売上高は前年同期比10.9%増の1兆7,661億円、純利益は31.3%増の3,388億円で増収増益となりました。
今回の増収増益、理由として下記のことがあげられます。
- 海外のたばこ販売数量の増加、単価の上昇
- 最近の為替の円安傾向も追い風となる
海外たばこ事業の好調と、為替影響がプラスに作用し、好決算に至ったようです。
海外たばこ事業の総販売数量は前年同期で5.7%増の3,489億本となりました。
なお、発表されたJTのIR情報の詳細は下記になっています。
2020年12月期 第3四半期 |
2021年12月期 第3四半期 |
増減率 | |
---|---|---|---|
売上高 | 15,921 | 17,661 | 10.9% |
営業利益 | 3,902 | 4,807 | 23.2% |
純利益 | 2,579 | 3,388 | 31.3% |
JT、今期最終を一転6%増益に上方修正、配当も10円増額
21年12月期第3四半期累計(1-9月)の連結最終利益は前年同期比31.3%増の3388億円に拡大した。
JT株価の動き
JTの株価、10月18日に2,328円で年初来高値を更新しています。
株価の終値を基準とし、過去一年間の最安値と最新の終値を比較すると下記のようになっています。
2021年3月4日終値 | 2021年10月29日終値 | 増減率 |
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1,904円 | 2,235.5円 | 17.4% |
JTの株主優待は自社グループ商品
現時点(2021年10月)のJT株主優待は、保有数に応じた自社グループ商品、または相当額の寄付になっています。
100株以上 | 2,500円相当 |
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200株以上 | 4,500円相当 |
1,000株以上 | 7,000円相当 |
2,000株以上 | 13,500円相当 |
受動喫煙防止条例や10月1日からたばこ税が増税などで国内の喫煙者は減少傾向にあります。国内のたばこ事業は厳しい局面がありますが、JTの戦略を今後も注目していきたいですね。