横浜ゴム、2022年12月期本決算 純利益は-29.9%の459.18億円で増収減益
タイヤ・ゴムメーカーでお馴染みの横浜ゴム、2022年12月期の連結業績(2022年1月1日~2022年12月31日)が発表されました。売上高は前年比28.3%増の8,604億円、純利益は-29.9%の459億円で増収減益となりました。
また、2023年12月期の連結業績予想(2023年1月1日~2023年12月31日)に関しては、純利益460億円(前期は459億円)を見込んでいるとの発表がありました。
今回の増収減益、理由として下記のことがあげられます。
- ウクライナ情勢に加え、原材料価格や物流費、エネルギー費の高騰
- 半導体不足による自動車メーカーの減産
北米などでタイヤ販売が堅調に推移したほか、為替円安も寄与し、売上高は過去最高となりました。
なお、発表された横浜ゴムのIR情報の詳細は下記になっています。
2021年12月期 | 2022年12月期 | 増減率 | |
---|---|---|---|
売上高 | 670,809 | 860,477 | 28.3% |
営業利益 | 83,636 | 68,851 | -17.7% |
経常利益 | 85,199 | 71,622 | -15.9% |
純利益 | 65,500 | 45,918 | -29.9% |
出典:株主・投資家の皆様へ | 横浜ゴム/THE YOKOHAMA RUBBER CO., LTD.
浜ゴム、今期最終は微増益、1円増配へ
22年12月期の連結最終利益は前の期比29.9%減の459億円になったが、23年12月期は前期比0.2%増の460億円とほぼ横ばい見通しとなった。3期連続増収になる。
横浜ゴム株価の動き
横浜ゴムの株価、2021年2月にお伝えした時は1,800円台でした。現時点の年初来安値は3月の1,391円、年初来高値は2月の2,661円となっています。
株価の終値を基準とし、過去一年間の最安値と最新の終値を比較すると下記のようになっています。
2022年3月8日終値 | 2023年2月24日終値 | 増減率 |
---|---|---|
1,397円 | 2,623円 | 87.8% |
2022年12月期本決算は増収減益となった横浜ゴム、2023年12月期本決算の純利益は460億円(前期比増減率:0.2%増)を見込んでいます。今後の展開も注目していきたいですね。