第一屋製パン、2021年12月期本決算 純利益は-7.39億円で赤字拡大
製パン会社でお馴染みの第一屋製パン、2021年12月期の連結業績(2021年1月-2021年12月)が発表され売上高は前期比-0.7%の238.64億円、純利益は-7.39億円(前期は-3.68億円)で減収・赤字拡大となりました。
また2022年12月期の連結業績予想(2022年1月1日~2022年12月31日)に関しては、現時点で純利益-4.5億円(前期は-7.39億円)を見込んでいると発表がありました。
今回の減収、理由として下記のことがあげられます。
- 自社ブランド商品がドラッグストアやスーパーマーケットにおける棚落ち(売れない商品が陳列棚から姿を消すこと)の影響で、大幅な売上減少となり、売上全体の負担となる
パン部門の売上高は前年度比で減収となりましたが、和洋菓子部門は増収となりました。
2021年12月期本決算の赤字で4期連続の赤字となっています。
なお、発表された第一屋製パンのIR情報の詳細は下記になっています。
2020年12月期 | 2021年12月期 | 増減率 | |
---|---|---|---|
売上高 | 24,021 | 23,864 | -0.7% |
営業利益 | -462 | -633 | - |
経常利益 | -354 | -523 | - |
純利益 | -368 | -739 | - |
一パン、今期経常は赤字縮小へ
21年12月期の連結経常損益は5億2300万円の赤字(前の期は3億5400万円の赤字)に赤字幅が拡大したが、22年12月期は4億1000万円の赤字に赤字幅が縮小する見通しとなった。5期連続赤字になる。
第一屋製パン株価の動き
第一屋製パンの株価、現時点の年初来安値は2021年12月の523円、年初来高値は2021年3月の991円となっています。
株価の終値を基準とし、過去一年間の最安値と最新の終値を比較すると下記のようになっています。
2022年1月19日終値 | 2022年2月18日終値 | 増減率 |
---|---|---|
527円 | 561円 | 6.5% |
今回発表された本決算では赤字拡大となりましたが、2022年12月期本決算の純利益は-4.5億円で赤字額の縮小を見込んでいる第一屋製パン、今後の展開も注目していきたいですね。