ヤガミ、2022年4月期本決算 純利益は23.4%増の12.85億円で増収増益
教育理科機器や保健福祉機器の専門商社でお馴染みのヤガミ、2022年4月期の連結業績(2021年4月-2022年4月)が発表されました。売上高は前期比9.0%増の110.92億円、純利益は23.4%増の12.85億円で増収増益となりました。
また2023年4月期の連結業績予想(2022年4月21日~2023年4月20日)に関しては、純利益9.15億円(前期は12.85億円)を見込んでいるとの発表がありました。
今回の増収増益、理由として下記のことがあげられます。
- 新型コロナウィルス感染症対策の需要に伴い国内外で滅菌器の売上が伸びる
- 体温計や衛生材料など消耗品のほか、換気が十分にできているかを測定するCO2モニターや健康診断機器の売上が好調を維持
- 産業用機器部門で東アジアを中心に環境試験装置の国外販売が大幅に増加
2022年4月期の年間配当は78円→123円(前の期は100円)に増額と発表がありました。
なお、発表されたヤガミのIR情報の詳細は下記になっています。
2021年3月期 | 2022年3月期 | 増減率 | |
---|---|---|---|
売上高 | 10,175 | 11,092 | 9.0% |
営業利益 | 1,626 | 1,851 | 13.8% |
経常利益 | 1,651 | 1,876 | 13.6% |
純利益 | 1,041 | 1,285 | 23.4% |
出典:ヤガミ – 新着情報 – IR情報|理科機器・保健福祉・救急救命・施設設備機器・工業用電気ヒーターのヤガミ
ヤガミ、今期経常は29%減益、前期配当増額も今期減配
22年4月期の連結経常利益は前の期比13.6%増の18.7億円に伸びたが、23年4月期は前期比29.1%減の13.3億円に減る見通しとなった。
ヤガミ株価の動き
ヤガミの株価、2020年11月にお伝えした時は1,800円台でした。現時点の年初来安値は5月の1,755円、年初来高値は3月の2,652円となっています。
2022年4月期本決算は増収増益となったヤガミ、2023年4月期の純利益は9.15億円(前期比増減率:-28.8%)を見込んでいます。今後の展開も注目していきたいですね。