理科機器のヤガミ、2021年4月期半期決算(5月-10月)は増収増益

理科機器のヤガミ、2021年4月期半期決算(5月-10月)は増収増益

教育理科機器や保健福祉機器の専門商社でお馴染みのヤガミ、2021年4月期半期決算(4月21日~10月20日)が発表され売上高は前年同期比15.1%増の44.96億円、純利益は15.7%増の4.57億円で増収増益となりました。

そして併せて発表された通期予想に関しては、経常利益を従来予想の10.15億円→12.4億円に22.2%上方修正し、増益の見通しとなっています。

今回の決算、コロナの中でも増収増益の理由として下記のことがあげられます。

  • 新型コロナウイルス感染症対策の特別予算に伴い保健医科機器の需要が大きく伸びた
  • アジア地域における環境試験装置の販売が好調を維持

なお、発表されたヤガミのIR情報の詳細は下記になっています。

2021年4月期第2四半期の連結業績(2020年4月21日~2020年10月20日)(単位:百万円)
2020年4月期
第2四半期
2021年4月期
第2四半期
増減率
売上高 3,907 4,496 15.1%
営業利益 571 723 26.7%
経常収益 582 738 26.8%
純利益 395 457 15.7%

出典:株式会社ヤガミ – IR関連 新着情報

ヤガミ、今期経常を一転16%増益に上方修正、配当も12円増額

21年4月期第2四半期累計(5-10月)の連結経常利益は前年同期比26.8%増の7.3億円に伸び、従来の0.3%減益予想から一転して増益で着地。

出典:株探ニュース

3月にはコロナショックで一時1,520円となり年初来安値を記録したヤガミの株価、その後の株価はコロナ前の水準には及びませんが、上昇しています。

ヤガミの株価、今年の終値を基準に、年初来安値と最新株価を比較すると下記のようになっています。

2020年3月24日終値 2020年11月24日終値 増減率
1,520円 1,877円 23.5%

コロナの影響下でも半期決算は増収増益のヤガミ、通期予想も増益の見通しとなっていて好調ぶりがうかがえます。今後も注目したい企業ですね。