商船三井、2022年3月期3Q決算 純利益は前年同期比656.4%増の4,871億円で増益
日本の大手海運会社である商船三井、2022年3月期第3四半期の連結業績(2021年4月-12月)が発表され売上高は前年同期比26.9%増の9,285億円、純利益は656.4%増の4,871億円で増収増益となりました。
また2022年3月期の連結業績予想(2021年4月1日~2022年3月31日)に関しては、現時点で純利益6,300億円(前期は900億円)を見込んでいると発表がありました。
今回の増収増益、理由として下記のことがあげられます。
- 売上高はドライバルク船(ばら積み船)の好市況、製品輸送事業の輸送・取り扱い量回復等により増収
- ドライバルク船(ばら積み船)の好市況、自動車船の輸送台数回復により大幅に損益が改善
純利益は前年同期比で7倍以上の4,871億円(前期は644億円)で驚きの金額となっています。
なお、発表された商船三井のIR情報の詳細は下記になっています。
2021年3月期 第3四半期 |
2022年3月期 第3四半期 |
増減率 | |
---|---|---|---|
売上高 | 731,684 | 928,500 | 26.9% |
営業利益 | -1,082 | 42,412 | - |
経常利益 | 72,984 | 487,691 | 568.2% |
純利益 | 64,409 | 487,187 | 656.4% |
商船三井、今期経常を35%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も250円増額
22年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比6.7倍の4876億円に急拡大した。
商船三井株価の動き
商船三井の株価、2021年の年初来安値は1月の2,710円、年初来高値は9月の10,060円となっています。
株価の終値を基準とし、過去一年間の最安値と最新の終値を比較すると下記のようになっています。
2021年2月15日終値 | 2022年1月31日終値 | 増減率 |
---|---|---|
2,918円 | 8,800円 | 201.6% |
商船三井の株主優待はクルーズ優待券
現時点(2022年1月)の商船三井株主優待は、にっぽん丸(商船三井客船株式会社運航)のクルーズ優待券になっています。
100株以上 | 2枚 |
---|---|
500株以上 | 4枚 |
1000株以上 | 6枚 |
今回発表された3Q決算では増収増益となり、2022年3月期本決算は純利益は前期比600%増の6,300億円を見込んでいる商船三井、今後の展開も注目していきたいですね。