日本郵船、2022年3月期3Q決算 純利益は前年同期比1,222%増の6,922億円で増益
日本の3大海運会社(商船三井、川崎汽船)の一つ日本郵船、2022年3月期第3四半期の連結業績(2021年4月-12月)が発表され売上高は前年同期比46.3%増の1兆6,759億円、純利益は1,222%増の6,922億円で増収増益となりました。
また2022年3月期の連結業績予想(2021年4月1日~2022年3月31日)に関しては、現時点で純利益9,300億円(前期は1,392億円)を見込んでいると発表がありました。
今回の増収増益、理由として下記のことがあげられます。
- 物流事業の運賃水準上昇と取扱量増加により増収
- 活発な需要継続により、ライナー&ロジスティクス事業(定期船・航空運送・物流事業)で大幅な増益
純利益は前年同期比で13倍以上の6,922億円(前期は523億円)で驚きの金額となっています。
なお、発表された日本郵船のIR情報の詳細は下記になっています。
2021年3月期 第3四半期 |
2022年3月期 第3四半期 |
増減率 | |
---|---|---|---|
売上高 | 1,145,943 | 1,675,958 | 46.3% |
営業利益 | 47,953 | 197,992 | 312.9% |
経常利益 | 122,086 | 698,327 | 472.0% |
純利益 | 52,362 | 692,216 | 1,222.0% |
郵船、今期経常を31%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も400円増額
22年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比5.7倍の6983億円に急拡大した。
日本郵船株価の動き
日本郵船の株価、2021年の年初来安値は1月の2,345円、年初来高値は9月の11,300円となっています。
株価の終値を基準とし、過去一年間の最安値と最新の終値を比較すると下記のようになっています。
2021年2月2日終値 | 2022年2月3日終値 | 増減率 |
---|---|---|
2,510円 | 9,230円 | 267.7% |
日本郵船の株主優待は飛鳥クルーズの優待制度
現時点(2022年2月)の日本郵船株主優待は、飛鳥クルーズの優待制度(1枚につき1クルーズ1名様10%割引の優待券)になっています。
100株以上 | 3枚 |
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500株以上 | 6枚 |
1000株以上 | 10枚 |
注)他の割引及び早期申込割引等とは重複しての利用は不可。
今回発表された3Q決算では増収増益となり、2022年3月期本決算は純利益は前期比568%増の9,300億円を見込んでいる日本郵船、今後の展開も注目していきたいですね。