ワークマン、2022年3月期中間決算 純利益は8.5%増の79.99億円で増収増益
「行こうみんなでワークマン♪」のフレーズでお馴染みのワークマン、2022年3月期第2四半期累計(4-9月)決算が発表され売上高は前年同期比13.5%増の552億円、純利益は8.5%増の79.99億円で増収増益となりました。
また2022年3月期の連結業績予想(2021年4月1日~2022年3月31日)に関しては、現時点で181.55億円(前期は170.39億円)を見込んでいると発表がありました。
今回の増収増益、理由として下記のことがあげられます。
- 季節商品の供給が進んだことで、売上が大きく伸びる
- プライベートブランド商品の加盟店供給高が伸び利益に貢献
- 商材別売上では、アスレジャー(スポーツウェアを普段着に取り入れたスタイル)向け商品が成長し売上に貢献
好調な場面の反面、7月~9月は天候不順の影響により、空調ウエアなどの夏物商品が伸び悩む場面もありました。
なお、発表されたワークマンのIR情報の詳細は下記になっています。
2021年3月期 第2四半期 |
2022年3月期 第2四半期 |
増減率 | |
---|---|---|---|
売上高 | 48,713 | 55,295 | 13.5% |
営業利益 | 11,073 | 12,604 | 13.8% |
経常利益 | 11,782 | 12,891 | 9.4% |
純利益 | 7,372 | 7,999 | 8.5% |
ワークマン、上期経常が9%増益で着地・7-9月期も7%増益
22年3月期第2四半期累計(4-9月)の経常利益(非連結)は前年同期比9.4%増の128億円に伸びたが、通期計画の272億円に対する進捗率は47.4%となり、5年平均の44.5%とほぼ同水準だった。
ワークマン株価の動き
ワークマンの株価、2月にお伝えした時点では、8,600円台でした。
1月に8,840円で年初来高値、10月に5,940円で年初来安値を更新しています。
株価の終値を基準とし、過去一年間の最安値と最新の終値を比較すると下記のようになっています。
2021年10月21日終値 | 2021年11月8日終値 | 増減率 |
---|---|---|
6,040円 | 6,270円 | 3.8% |
ワークマンは2020年10月に新業態店「#ワークマン女子」を開店し、女性衣料にも力を入れています。
そういうった試みが上手くいき、レディース・ユニフォームは商品別売上で大きな増加を見せています。
近年は女性ユーザー層を取り込み、以前の作業服オンリーのイメージから抜け出しつつあるワークマン、後の展開も注目していきたいですね。