洋菓子メーカーでお馴染みのモロゾフ、2021年1月期本決算 純利益は67.9%減の3億5,200万円で減収減益
菓子販売店舗、そしてカフェやレストランでもお馴染みのモロゾフ、2021年1月期本決算が発表され売上高は前年比13.0%減の256億7,200万円、純利益は67.9%減の3億5,200万円で減収減益となりました。
また2022年1月期(2021年2月1日~2022年1月31日)の通期業績予想に関しては、現時点で純利益は5億円と見込んでいます。
今回の減収減益、理由として下記のことがあげられます。
- コロナによる休業や営業時間短縮、不要不急の外出抑制などが実施されたことで、売上高は急激に落ち込む
コロナが本格化する前の2月のバレンタイン商戦は順調でしたが、3月以降はコロナの影響を大きく受け、収益も大きく下がりました。
事業種ごとの売上高は、下記の通り前年比で1割以上の減少となりました。
- 洋菓子製造販売事業:12.0%減
- 喫茶・レストラン事業:30.9%減
なお、発表されたモロゾフのIR情報の詳細は下記になっています。
2020年1月期 | 2021年1月期 | 増減率 | |
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売上高 | 29,523 | 25,672 | -13.0% |
営業利益 | 1,674 | 751 | -55.1% |
経常利益 | 1,708 | 862 | -49.5% |
純利益 | 1,095 | 352 | -67.9% |
モロゾフ、今期経常は4%増益へ
21年1月期の経常利益(非連結)は前の期比49.5%減の8.6億円に落ち込んだが、22年1月期は前期比4.4%増の9億円に伸びる見通しとなった。
コロナショックで3月には4,140円で年初来安値を更新したモロゾフの株価、その後はコロナ以前の水準以上に株価は上がっています。
モロゾフの株価、終値を基準とし、過去一年間の最安値と最新の終値を比較すると下記のようになっています。
2020年3月13日終値 | 2021年3月16日終値 | 増減率 |
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4,480円 | 5,870円 | 31.0% |
モロゾフの株主優待は自社商品など
現時点(2021年3月)のモロゾフ株主優待は、自社商品、優待券、そしてモロゾフオンラインショップでの優待割引などになっています。
保有株数 | |||
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100株以上 | 500株以上 | ||
保有年数 | 半年以上 3年未満 |
以下から1つ選択
|
以下から1つ選択
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3年以上 |
以下から2つ選択
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以下から2つ選択
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モロゾフオンラインショップでの優待割引 |
対象:毎年7月末日時点で100株以上を半年間以上保有の株主 |
今回の本決算は減収減益となったモロゾフ、しかし一緒に発表された2022年1月期の通期予想に関しては、純利益42.0%増の5億円を予想しています。今後はコロナのダメージを上手く克服していくのか、注目していきたいですね。