三井物産、2022年3月期本決算 純利益は172.7%増の9,147億円で増収増益
大手総合商社の三井物産、2022年3月期の連結業績(2021年4月-2022年3月)が発表され売上高は前期比46.8%増の11兆7,575億円、純利益は172.7%増の9,147億円で増収増益となりました。
また2023年3月期の連結業績予想(2022年4月1日~2023年3月31日)に関しては、純利益8,000億円(前期は9,147億円)を見込んでいるとの発表がありました。
今回の増収増益、理由として下記のことがあげられます。
- 鉄鉱石や石炭、銅などの価格上昇で金属資源事業の利益が急増
- 石油やガスの価格上昇でエネルギー事業も利益が急増
- 円安など為替による利益押し上げ効果
これまでの過去最高益(2012年3月期の純利益:4,344億円)の2倍を超える結果となりました。
なお、発表された三井物産のIR情報の詳細は下記になっています。
2021年3月期 | 2022年3月期 | 増減率 | |
---|---|---|---|
売上高 | 8,010,235 | 11,757,559 | 46.8% |
経常利益 | 450,202 | 1,164,480 | 158.7% |
純利益 | 335,458 | 914,722 | 172.7% |
三井物、今期最終は13%減益、15円増配へ
22年3月期の連結最終利益は前の期比2.7倍の9147億円に拡大したが、23年3月期は前期比12.5%減の8000億円に減る見通しとなった。
三井物産株価の動き
三井物産の株価、現時点の年初来安値は1月の2,716円、年初来高値は3月の3,414円となっています。
株価の終値を基準とし、過去一年間の最安値と最新の終値を比較すると下記のようになっています。
2021年8月20日終値 | 2022年5月2日終値 | 増減率 |
---|---|---|
2,320円 | 3,192円 | 37.6% |
2022年3月期本決算は増収増益となった三井物産、2023年3月期の純利益は8,000億円(前期比増減率:-12.5%)を見込んでいます。今後の展開も注目していきたいですね。