株価の底はいつ頃?先の見えないコロナショック
先日、総合商社の丸紅は、2020年3月期の連結最終損益が18年ぶりの1,900億円の赤字になる見通しだと発表しました。
この赤字は、原油などの資源価格の暴落など様々な原因が挙げられていますが、もちろん新型コロナウイルスによる影響も例外ではありません。
この発表により丸紅の株価は一時14%近く下落しました。
自粛要請で経済的な影響をそれとなく感じていますが、決算などで具体的に数値化された業績を見せられるとコロナショックのインパクトを更に強く感じます。
決算発表でコロナショックがより具体化される
来月からいよいよ本格的に企業の本決算発表が控えていて、改めてコロナショックによる業績悪化を目の当たりにすることでしょう。
例えば、ディズニーリゾートを営業しているオリエンタルランドは、2月29日からテーマパークの休園をしていて、現時点では4月上旬の再開を予定しています。なので、3月はテーマパークに関して丸々営業を行っていません。
単純計算で年間売り上げの1か月分が無くなることを考えると、約-8%の売り上げ減となります。新型コロナウイルスの終息が更に延びた場合、必然的に営業再開も延びるでしょうから、更なる売り上げ減が見込まれます。
オリエンタルランドも他社企業同様、来月以降に決算発表がされるでしょう。その具体的な業績数値によっては、今回の丸紅のような株価下落は十分考えられます。
このことは、今後決算発表を控えている多くの企業も例外ではないでしょう。
株価の底はまだまだ先!?
ここで今後の株価(この場合は、アメリカのS&P500を例にとって)を推測している興味深いツイートを見つけましたので参照しておきます。
1929年及び2008年との重合せ:3/27 終値
S&P 500 終値ベース
直近高値=0%
高値からの%調整表示
日数調整なし赤:2020年:23日で35.4%下落
未知生物が経済直接攻撃青:1929年:40日で44.6%下落
大底はずっと先緑:2008年:図の2021/6で大底
天:2007/10/9
底:2009/3/9 pic.twitter.com/bv8LArwb46? Gold River (@Goldriver2020) 2020年3月28日
個人的には株価の底はまだ先だと考えています。今後の決算などを十分踏まえ、株式市場に臨んでいきたいです。