ブックオフグループホールディングス、2021年5月期3Q決算純利益4,400万円の赤字

2021年2月11日

中古本・中古家電販売のチェーン「ブックオフ」を展開しているブックオフグループHD、2021年5月期第3四半期決算が発表され売上高は前年同期比6.5%減の582億6,800万円、純利益は4,400万円の赤字で減収減益となりました。

また2021年5月期（2020年4月1日～2021年5月31日）の通期業績予想に関しては、現時点で純利益は2億円と見込んでいます。

コロナの中での減収減益、理由として下記のことがあげられます。

最初の緊急事態宣言が出された4月・5月は国内グループ直営既存店の月別売上高が前年同月を大きく下回ったものの、その後6～8月及び10月は前年同月を上回っています。

なお、発表されたブックオフグループHDのIR情報の詳細は下記になっています。

ブックオフＧ、10-12月期(3Q)最終は120倍増益

21年5月期第3四半期累計(4-12月)の連結最終損益は4400万円の赤字(前年同期は5億5900万円の黒字)に転落した。

出典：株探ニュース

コロナショックで3月には620円で年初来安値を更新したブックオフグループHDの株価、その後株価は多少の上昇を見せていますがコロナ前の水準には戻っていません。

ブックオフグループHDの株価、終値を基準とし、過去一年間の最安値と最新の終値を比較すると下記のようになっています。

2020年3月13日終値	2021年2月10日終値	増減率
662円	887円	34.0%

ブックオフグループHDの株主優待はお買物券

現時点のブックオフグループHD株主優待は、対象店舗で使えるお買物券となっています。

※ 保有期間3年以上の株主とは、保有株式数が過去3年以上継続して所定の株式数以上であることが当社の株主名簿に同一の株主番号で記載または記録されている株主。なお、保有期間にはブックオフコーポレーション株式の保有期間を含む。

直営既存店の月別売上高は回復傾向が見られていたのですが、今年に入り再び緊急事態宣言が出されたことが業績に大きな影響が出そうです。コロナで苦しい運営が続きますが、今後の業績も注目したいですね。