ヴィレッジヴァンガード、2022年5月期3Q決算 純利益は2,800万円で黒字化
ユニークな書店でお馴染みのヴィレッジヴァンガード、2022年5月期第3四半期の連結業績(2021年6月~2022年2月)が発表され売上高は前年同期比-8.1%の194.81億円、純利益は2,800万円(前年同期は5.27億円の赤字)で黒字転換となりました。
また. 2022年5月期の業績予想(2021年6月1日~2022年5月31日)に関しては、現時点で見通すことは困難なことから未定としています。
今回の減収増益、理由として下記のことがあげられます。
- 売上は減少するも、売上総利益率の改善、販売費及び一般管理費の減少により増益
売上高に於いて、既存店は減収となりましたが、オンライン事業等は前年を上回る結果となりました。
なお、発表されたヴィレッジヴァンガードのIR情報の詳細は下記になっています。
2021年5月期 第3四半期 |
2022年5月期 第3四半期 |
増減率 | |
---|---|---|---|
売上高 | 21,196 | 19,481 | -8.1% |
営業利益 | -438 | 77 | - |
経常利益 | -514 | 128 | - |
純利益 | -527 | 28 | - |
出典:決算短信・決算公告/決算説明会資料|株式会社ヴィレッジヴァンガードコーポレーション
ヴィレッジV、6-2月期(3Q累計)経常が黒字浮上で着地・12-2月期は22倍増益
22年5月期第3四半期累計(21年6月-22年2月)の連結経常損益は1.2億円の黒字(前年同期は5.1億円の赤字)に浮上して着地した。
ヴィレッジヴァンガード株価の動き
ヴィレッジヴァンガードの株価、2021年10月にお伝えした時は1,090円台でした。現時点の年初来安値は2022年1月の995円、年初来高値は2022年4月の1,050円となっています。
株価の終値を基準とし、過去一年間の最安値と最新の終値を比較すると下記のようになっています。
2021年4月21日終値 | 2022年4月15日終値 | 増減率 |
---|---|---|
974円 | 1,034円 | 6.2% |
ヴィレッジヴァンガードの株主優待はお買物券
現時点(2022年4月)のヴィレッジヴァンガード株主優待は、対象の店舗で使えるお買物券になっています。
100株以上 | |
---|---|
1年未満保有 | お買物券(1,000円券) 10枚 |
1年以上2年未 満継続保有 |
お買物券(1,000円券) 11枚 |
2年以上 継続保有 |
お買物券(1,000円券) 12枚 |
利用条件:お買い上げ税込2,000円毎に1枚(1,000円券)利用可能。
株価基本情報|株式会社ヴィレッジヴァンガードコーポレーション
このお買物券、以前は枚数制限がなく、レストラン店舗のヴィレッジヴァンガードダイナーでも使えましたが、優待内容が変更されて枚数制限が設けられ、ヴィレッジヴァンガードダイナーでは使えなくなりました。
レストラン店舗のヴィレッジヴァンガードダイナーは、横浜店、原宿店とコロナ前に閉店となっています。
2022年5月期3Q決算は減収増益となったヴィレッジヴァンガード、2022年5月期本決算はこの増益の勢いで黒字化達成となるのでしょうか。今後の展開も注目していきたいですね。