東京製鐵、2023年3月期3Q決算 純利益は39.5%増の293.96億円で増収増益
日本の鉄鋼メーカーでお馴染みの東京製鐵(とうきょうせいてつ.製鉄)、2023年3月期第3四半期の業績(2022年4月1日~2022年12月31日)が発表されました。売上高は42.3%増の2,723億円、純利益は39.5%増の293.96億円で増収増益となりました。
また.2023年3月期の業績予想(2022年4月1日~2023年3月31日)に関しては、純利益320億円(前期は319.37億円)を見込んでいるとの発表がありました。
今回の増収増益、理由として下記のことがあげられます。
- 主原料である鉄スクラップ価格が想定を下回ったことから利益幅が拡大
- 堅調な国内需要に支えられて、製品出荷単価が想定を上回ったことで増益
国内需要が堅調で、鋼材の値上げが利益につながったようです。
なお、発表された東京製鐵のIR情報の詳細は下記になっています。
2022年3月期 第3四半期 |
2023年3月期 第3四半期 |
増減率 | |
---|---|---|---|
売上高 | 191,431 | 272,350 | 42.3% |
営業利益 | 22,702 | 33,191 | 46.2% |
経常利益 | 23,971 | 34,100 | 42.3% |
純利益 | 21,066 | 29,396 | 39.5% |
東京製鉄、4-12月期(3Q累計)経常は42%増益で着地
23年3月期第3四半期累計(4-12月)の経常利益(非連結)は前年同期比42.3%増の341億円に拡大し、通期計画の420億円に対する進捗率は81.2%となり、5年平均の82.0%とほぼ同水準だった。
東京製鐵株価の動き
東京製鐵の株価、2022年10月にお伝えした時は1,270円台でした。現時点の年初来安値は3月の1,018円、年初来高値は6月の1,669円で更新しています。
株価の終値を基準とし、過去一年間の最安値と最新の終値を比較すると下記のようになっています。
2022年3月8日終値 | 2023年1月20日終値 | 増減率 |
---|---|---|
1,037円 | 1,252円 | 20.7% |
2023年3月期3Q決算は増収増益となった東京製鐵、2023年3月期本決算の純利益は320億円(前期比増減率:0.2%増)を見込んでいます。今後の展開も注目していきたいですね。