東京製鐵、2023年3月期中間決算 純利益は79.0%増の186.62億円で増収増益
日本の鉄鋼メーカーでお馴染みの東京製鐵(とうきょうせいてつ)、2023年3月期第2四半期の連結業績(2022年4月~2022年9月)が発表されました。売上高は53.7%増の1,784億円、純利益は79.0%増の186.62億円で増収増益となりました。
また2023年3月期の業績予想(2022年4月1日~2023年3月31日)に関しては、純利益320億円(前期は319.37億円)を見込んでいるとの発表がありました。
今回の増収増益、理由として下記のことがあげられます。
- 鋼材出荷単価は引き続き11万円を超える高値水準を維持
- 主原料である鉄スクラップの平均単価が4-6月期を大幅に下回ったことから利益幅が拡大
四半期純利益としては2005年度以来となる高水準の利益確保となりました。
なお、発表された東京製鐵のIR情報の詳細は下記になっています。
2022年3月期 第2四半期 |
2023年3月期 第2四半期 |
増減率 | |
---|---|---|---|
売上高 | 116,111 | 178,412 | 53.7% |
営業利益 | 11,014 | 20,643 | 87.4% |
経常利益 | 11,694 | 21,497 | 83.8% |
純利益 | 10,428 | 18,662 | 79.0% |
東京製鉄、今期経常を5%上方修正、配当も10円増額
23年3月期第2四半期累計(4-9月)の経常利益(非連結)は前年同期比83.8%増の214億円に拡大した。
東京製鐵株価の動き
東京製鐵の株価、2022年4月にお伝えした時は1,190円台でした。現時点の年初来安値は3月の1,018円、年初来高値は6月の1,669円で更新しています。
株価の終値を基準とし、過去一年間の最安値と最新の終値を比較すると下記のようになっています。
2022年3月8日終値 | 2022年10月21日終値 | 増減率 |
---|---|---|
1,037円 | 1,276円 | 23.0% |
2023年3月期中間決算は増収増益となった東京製鐵、2023年3月期本決算の純利益は320億円(前期比増減率:0.2%増)を見込んでいます。今後の展開も注目していきたいですね。