フリマアプリでお馴染みのメルカリ、2021年6月期中間決算 純利益は赤字から黒字で41億1,100万円
決済サービス「メルペイ」でお馴染みの株式会社メルカリ、2021年6月期中間決算が発表され売上高は前年同期比46.1%増の482億1,300万円、純利益は前年同期の赤字から黒字で41億1,100万円の増収増益となりました。
また2021年6月期(2020年7月1日~2021年6月30日)の通期業績予想に関しては、予想の算定が困難なため現時点では未定となっています。
コロナの中での増収増益、理由として下記のことがあげられます。
- フリマアプリ「メルカリ」累計出品数が20億品※1を突破
- 「メルカリ」の流通総額は、当中間決算累計期間で3,676億円となり前年同期比で1.3倍に
- 決済サービス「メルペイ」の利用者数は2020年12月末時点で850万人※2となり順調に増加
- アメリカのメルカリUSでは、当中間決算累計期間で582億円となり、前年同期比で2.2倍に
※1:サービス開始日(2013年7月2日)から2020年12月27日時点の約7年半の日本国内累計出品数
※2:メルペイ「電子マネー」の登録を行ったユーザと、「メルペイコード決済」、「ネット決済」、「メルペイスマート払い(一括払い・定額払い)」等の利用者の合計(重複を除く)
日本とアメリカでの事業が好調なのが、今回の増収増益につながっているようです。
なお、発表されたメルカリのIR情報の詳細は下記になっています。
2020年6月期 第2四半期 |
2021年6月期 第2四半期 |
増減率 | |
---|---|---|---|
売上高 | 32,993 | 48,213 | 46.1% |
営業利益 | -13,894 | 1,370 | - |
経常利益 | -13,883 | 1,190 | - |
純利益 | -14,098 | 4,111 | - |
メルカリ、上期経常が黒字浮上で着地・10-12月期も黒字浮上
21年6月期第2四半期累計(7-12月)の連結経常損益は11.9億円の黒字(前年同期は138億円の赤字)に浮上して着地した。
コロナショックで3月には1,557円で年初来安値を更新したメルカリの株価、昨年の5月に年初来高値を更新したことをお伝えしましたが、その後株価は上昇しつづけ10月には5,930円で年初来高値を更新しました。
メルカリの株価、終値を基準とし、過去一年間の最安値と最新の終値を比較すると下記のようになっています。
2020年3月19日終値 | 2021年2月5日終値 | 増減率 |
---|---|---|
1,630円 | 4,970円 | 204.9% |
「メルカリ」は去年の7月にはサービス開始7周年を迎え、年末には日本国内の利用者数は月間1,755万人となり、その好調ぶりがうかがえます。今後の業績も注目したいですね。