パズドラでお馴染みのガンホー、2020年12月期本決算 純利益は-9.8%の163億6,900万円で減益
パズドラ(パズル&ドラゴンズ)でお馴染みのガンホー・オンライン・エンターテイメント、2020年12月期本決算が発表され売上高は前年比-2.5%の988億4,400万円、純利益は-9.8%の163億6,900万円の減収減益となりました。
- 単体はパズドラの売上が順調に推移したものの前年比で減収
今回の本決算、売上高と純利益は前年比で減少となりましが、営業利益と経常利益は増加しました。
なお、発表されたガンホーのIR情報の詳細は下記になっています。
2019年12月期 本決算 |
2020年12月期 本決算 |
増減率 | |
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売上高 | 101,392 | 98,844 | -2.5% |
営業利益 | 28,349 | 30,157 | 6.4% |
経常利益 | 28,617 | 30,202 | 5.5% |
純利益 | 18,146 | 16,369 | -9.8% |
出典:IRニュース|ガンホー・オンライン・エンターテイメント株式会社
ガンホー、前期経常は6%増益で着地・10-12月期(4Q)経常は3.8倍増益、今期業績は非開示
20年12月期の連結経常利益は前の期比5.5%増の302億円に伸びた。なお、21年12月期の業績見通しは開示しなかった。
コロナショックで3月には1,359円で年初来安値を更新したガンホーの株価、本日2,833円で年初来高値を更新しています。
ガンホーの株価、終値を基準とし、過去一年間の最安値と最新の終値を比較すると下記のようになっています。
2020年3月19日終値 | 2021年2月16日終値 | 増減率 |
---|---|---|
1,359円 | 2,791円 | 105.4% |
ガンホーと言えばガンホーバブル
ガンホーと聞いて一番印象的なのは「パズル&ドラゴンズ」(通称・パズドラ)によるガンホー・オンライン・エンターテイメント株バブルです。
2012年にリリースされたスマホゲーム「パズル&ドラゴンズ」、基本的には無課金で遊べるゲームなのですが、日本のApp Storeのアプリ内課金の売上で2012年の年間1位となり、大ヒットとともに会社に大きな収益性をもたらしました。
このパズル&ドラゴンズの大ヒットで2013年にガンホー株は急騰し、その年の春にはニンテンドー3DS版も登場するとの報道もあり、5月14日には一時1,633円の最高値を記録しました。
当時のガンホー株価、終値を基準に、安値と高値で比較すると下記のようになっています。
2012年5月15日終値 | 2013年5月14日終値 | 増減率 |
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15.4円 | 1,550円 | 9964.94% |
上の図からもわかるように、1年間で株価はおよそ100倍となり大急騰しました。
例えば、1株15.4円のガンホー株を当時1,000株(15,400円分)持っていた場合、1年後の2013年5月14日にはおよそ1,540,000円になっていた計算になります。
パズドラは9周年
2012年2月20日にiOS版がリリースされたパズル&ドラゴンズ、今月20日に9周年ということで周年記念イベントが開始されます。
本日株価は年初来高値を更新、また会社を代表する人気ゲーム「パズドラ」は9周年を迎えるなど勢いに乗るガンホー、今後の業績も注目していきたいですね。