ヤマダ電機でお馴染みのヤマダホールディングス、2021年3月期3Q決算 純利益は72.2%増で427億2,300万円
ヤマダ電機でお馴染みのヤマダHD、2021年3月期第3四半期決算が発表され売上高は前年同期比5.3%増の1兆2,830億円、純利益は72.2%増で427億2,300万円で増収増益となりました。
また2021年3月期(2020年4月1日~2021年3月31日)の通期業績予想に関しては上方修正され、現時点で純利益は74.8%増の430億円と見込んでいます。
コロナの中での増収増益、理由として下記のことがあげられます。
- テレワークやオンライン授業等に関連した商品サービス需要で、関連商品の売上増
- 特別定額給付金支給も後押しとなり、テレビ、洗濯機、冷蔵庫、エアコンの買い替え需要が増加
- コロナで在宅率が上昇し、充実した自宅時間や感染予防対策、家事の負担を軽減するために、省エネ・高機能・高単価・大型化商品、調理家電、理美容器具、空気清浄機や加湿器、ゲーム機やゲームソフトも好調に推移
デンキ事業は好調なヤマダHDですが、コロナの影響で住建事業は住宅展示場の休業等や、来場客数の減少に伴う受注の落ち込みで減益となりました。
なお、発表されたヤマダHDのIR情報の詳細は下記になっています。
2020年3月期第3四半期 | 2021年3月期第3四半期 | 増減率 | |
---|---|---|---|
売上高 | 1,217,989 | 1,283,093 | 5.3% |
営業利益 | 36,292 | 74,406 | 105.0% |
経常利益 | 41,627 | 79,129 | 90.1% |
純利益 | 24,806 | 42,723 | 72.2% |
ヤマダHD、今期最終を34%上方修正
21年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結最終利益は前年同期比72.2%増の427億円に拡大した。
コロナショックで3月には402円で年初来安値を更新したヤマダHDの株価、コロナが本格化する前の去年の2月には623円で年初来高値を更新していました。
ヤマダHDの株価、終値を基準とし、過去一年間の最安値と最新の終値を比較すると下記のようになっています。
2020年4月1日終値 | 2021年2月4日終値 | 増減率 |
---|---|---|
418円 | 539円 | 28.9% |
ヤマダHDの株主優待は対象店舗で使えるお買物優待券(500円)
現時点のヤマダHD株主優待は、対象店舗で使えるお買物優待券(500円となっています。
そして、今月発表された「株主優待制度の変更」によると、100株以上~500株未満の内容が変更され、また保有期間に応じた優待券の贈呈は廃止されることになりました。
100株以上 | <3月末>500円分 (1枚) <9月末>1,000円分 (2枚) |
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500株以上 | <3月末>2,000円分 (4枚) <9月末>3,000円分 (6枚) |
1,000株以上 | <3月末>5,000円分 (10枚) <9月末>5,000円分 (10枚) |
10,000株以上 | <3月末>25,000円分 (50枚) <9月末>25,000円分 (50枚) |
コロナより関連商品が好調で今回の決算は増収増益となったヤマダHD、通期の業績予想は上方修正され前年比で増益が見込まれています。今後の業績も注目したいですね。