任天堂、2021年3月期3Q決算 純利益は91.8%増の3,766億6,500万円で過去最高の収益
世界に名だたる企業であり、Nintendo Switchでもお馴染みの任天堂、2021年3月期第3四半期決算が発表され売上高は前年同期比で37.3%増の1兆4,044億6,300万円、純利益は91.8%増の3,766億6,500万円で増収増益となりました。
また2021年3月期(2020年4月1日~2021年3月31日)の通期業績予想に関しては上方修正され、現時点で純利益は4,000億円と見込んでいます 。
コロナの中での増収増益、理由として下記のことがあげられます。
- 巣ごもり消費もあり、Nintendo Switchの売上が好調
- Nintendo Switchの販売状況、ハードウェアは前年同期比で35.8%の売上増、ソフトウェアは43.0%の売上増
- ダウンロード専用ソフトやOnline等によるデジタル売上高は2,560億円で前年同期の2倍に
Nintendo Switchの人気ソフト、累計販売本数は下記のようになっています。
- 「あつまれ どうぶつの森」:3,118万本
- 「マリオカート8 デラックス」:3,341万本
- 「リングフィット アドベンチャー」:868万本
なお、発表された任天堂のIR情報の詳細は下記になっています。
2020年3月期 第3四半期 |
2021年3月期 第3四半期 |
増減率 | |
---|---|---|---|
売上高 | 1,022,668 | 1,404,463 | 37.3% |
営業利益 | 262,930 | 521,108 | 98.2% |
経常利益 | 273,841 | 528,230 | 92.9% |
純利益 | 196,389 | 376,665 | 91.8% |
任天堂、今期経常を25%上方修正・12期ぶり最高益、配当も620円増額
21年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比92.9%増の5282億円に拡大した。
コロナショックで3月には31,880円で年初来安値を更新した任天堂の株価、12月には67,880円で年初来高値を更新しています。
任天堂の株価、終値を基準とし、過去一年間の最安値と最新の終値を比較すると下記のようになっています。
2020年3月16日終値 | 2021年2月1日終値 | 増減率 |
---|---|---|
32,950円 | 62,640円 | 90.1% |
コロナによる巣ごもり消費を追い風に、今回の決算で過去最高の収益を上げた任天堂、通期の業績予想も上方修正されその好調ぶりが際立ちます。今後の業績も注目していきたいですね。
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