ウォーレン・バフェット、航空株をすべて売却

ウォーレン・バフェット、航空株をすべて売却

著名投資家として世界的に有名なウォーレン・バフェット氏は、自身が会長兼CEOを勤める会社バークシャー・ハサウェイにおいて、保有していた米航空株を全て売却したと明かにしました。

バフェット氏、航空株すべて売却「世界は変わる」

バフェット氏は新型コロナウイルスの感染拡大によって「世界が変わる」として、保有していた米航空株を全て売却したと明かした。数々の危機を乗り越えてきた「投資の神様」は米国の明るい将来を信じつつも、コロナ後の世界を見据えて動き始めている。

出典:日本経済新聞

米大手エアラインである、デルタ航空、アメリカン航空、ユナイテッド航空、サウスウエスト航空の4社の株式がすべて売却されたとあります。新型コロナの影響で、以前のように収益を上げられない航空業界に見切りをつけたのでしょう。

数時間前に取引を終えた5月5日のNYダウは、133ドル高で株価を値上がりさせた企業が目立ちました。

しかし、上記の米大手エアライン4社の株価はすべて値下がりとなりました。中でもサウスウエスト航空は、前日と比べ4%以上も値下がりしています。

3月半ばのコロナショックで大暴落を記録した米株市場ですが、業種によっては株価が値上がりし、以前のように持ち直しつつある会社もあります。

しかし、航空業界では依然としてダメージが大きく、サウスウエスト航空の株価に関しては、3月半ばの大暴落以上の下落と現在なっています。大暴落時の3月19日で30.86ドルだった株価は、先ほどの終値は26.42ドルとなっています。(新型コロナが明るみに出る以前の2月半ばは、58ドル台を推移していました)

投資の神様として一目置かれているバフェット氏の動向は、市場にも多少なりとも影響を与えるのでしょう。

日本の航空業界にも同様の判断が当てはまるのか、大変気になるころとです。

明日はGW明けで久しぶりの日本市場が開始されます。緊急事態宣言が延長されたこともあり、株価にどう影響を与えるのか気になることろです。