オプトエレクトロニクス、2021年11月期本決算 純利益は4.48億円で前年度の赤字から黒字化
バーコードリーダーのレーザーエンジン(世界2位)でお馴染みのオプトエレクトロニクス、2021年11月期本決算(2020年12月-2021年11月)が発表され売上高は前年同期比27.0%増の83.17億円、純利益は4.48億円で増収増益となりました。
また2022年11月期の業績予想(2021年12月1日~2022年11月30日)に関しては、現時点で純利益4.56億円(前期は4.48億円)を見込んでいると発表がありました。
今回の増収増益、理由として下記のことがあげられます。
- 工場向けや医療機器向けを中心にモジュール製品等が寄与し、コロナ発生以前の水準に回復
- 米国では、2次元ハンディスキャナ「L-22X」がコロナの検査装置の付属機器として採用された案件により、大幅な売上増に
ただ損害賠償請求訴訟の備えとして、訴訟損失引当金繰入額6.4億円を特別損失として計上することとなりました。
なお、発表されたオプトエレクトロニクスのIR情報の詳細は下記になっています。
2020年11月期 | 2021年11月期 | 増減率 | |
---|---|---|---|
売上高 | 6,549 | 8,317 | 27.0% |
営業利益 | -308 | 1,177 | - |
経常利益 | -356 | 1,151 | - |
純利益 | -1,254 | 448 | - |
出典:IR(投資家情報) | 株式会社オプトエレクトロニクス
オプトエレ、今期経常は40%減益へ
21年11月期の連結経常損益は11.5億円の黒字(前の期は3.5億円の赤字)に浮上したが、22年11月期の同利益は前期比40.4%減の6.8億円に落ち込む見通しとなった。
オプトエレクトロニクス株価の動き
オプトエレクトロニクスの株価、年初来安値は3月の443円、年初来高値は6月の860円となっています。
株価の終値を基準とし、過去一年間の最安値と最新の終値を比較すると下記のようになっています。
2020年12月22日終値 | 2021年12月23日終値 | 増減率 |
---|---|---|
375円 | 529円 | 41.1% |
前年度の赤字(純利益:-12.54億円)から見事黒字化で増収増益となったオプトエレクトロニクス、今後の展開も注目していきたいですね。