アップル(Apple)、2021年度4Q決算 純利益は62.2%増の205億ドルで増収増益
iPhoneでお馴染みのアップル、2021年第4四半期決算が発表され売上高は前年同期比28.8%増の833億6,000万ドル、純利益は62.2%増の205億5,100万ドルで増収増益となりました。
今回の増収増益、理由として下記のことがあげられます。
- テレワーク需要でiPhone、iPadの売上高が前年同期で増収
- 動画・音楽配信などのサブスクリプションサービス含むサービス部門が好調
地域別の四半期売上高は、各地域とも増収となりました。なかでも中国は前年同期比83%増で大きな伸びを記録しました。
なお、発表されたアップルのIR情報の詳細は下記になっています。
2020年 第4四半期 |
2021年 第4四半期 |
増減率 | |
---|---|---|---|
売上高 | 64,698 | 83,360 | 28.8% |
営業利益 | 14,775 | 23,786 | 61.0% |
純利益 | 12,673 | 20,551 | 62.2% |
Apple、7~9月29%増収 iPhone売上高は市場予想届かず
米アップルが28日発表した2021年7~9月期決算は売上高が前年同期比29%増の833億6000万ドル(約9兆4600億円)、最終利益は62%増の205億5100万ドルだった。
アップル株価の動き
アップルの株価、1年前にお伝えした時には500ドルに迫る値段(1/4に分割される前の値段)でしたが、9月7日に157.26ドルで年初来高値を更新しています。
株価の終値を基準とし、過去一年間の最安値と最新の終値を比較すると下記のようになっています。
2020年11月2日終値 | 2021年10月28日終値 | 増減率 |
---|---|---|
108.77ドル | 152.57ドル | 40.3% |
四半期決算で約9兆4,600億円(833億6,000万ドル)もの売上高をあげたアップル、その桁違いの数字に驚かされます。
しかし、世界的な半導体不足により供給面で制約を受け、主力のiPhoneの売上高は市場予想を下回る結果となりました。
最大の商戦期となる10~12月期についても、供給制約の影響が懸念されてます。
増収増益で好調なアップルですが、半導体不足などの障害もあります。年末商戦も好調な結果を残せるのか今後も注目していきたいですね。