三菱鉛筆、2021年12月期1Q決算 純利益は38.4%増の19億8,300万円で増収増益
文房具製造会社の三菱鉛筆、2021年12月期1Q決算が発表され売上高は前年同期比2.5%増の162億円、純利益は38.4%増の19億8,300万円で増収増益となりました。
また2021年12月期の連結業績予想(2021年1月1日~2021年12月31日)に関しては、現時点で純利益は15.9%増の44億円を見込んでいます。
今回のコロナの中での増収増益、理由として下記のことがあげられます。
- シャープ替芯シリーズの「uni(ユニ)」などの新開発商品の販売
- コロナによるおうち時間・おうち勉強時間を応援するアイテムで、既存の商品の拡売に努める
- コロナなどによる市場環境に対応した柔軟な生産体制への移行やコスト抑制に努める
前年同期の決算は減収減益だったのですが、今回は増収増益とうれしい結果となりました。
なお、発表された三菱鉛筆のIR情報の詳細は下記になっています。
2020年12月期 第1四半期 |
2021年12月期 第1四半期 |
増減率 | |
---|---|---|---|
売上高 | 15,802 | 16,203 | 2.5% |
営業利益 | 2,298 | 2,380 | 3.6% |
経常利益 | 2,314 | 2,815 | 21.6% |
純利益 | 1,433 | 1,983 | 38.4% |
菱鉛筆、1-3月期(1Q)経常は22%増益で着地
21年12月期第1四半期(1-3月)の連結経常利益は前年同期比21.7%増の28.1億円に伸び、通期計画の67億円に対する進捗率は42.0%に達し、5年平均の36.9%も上回った。
三菱鉛筆の株価、先月の3月に1,721円で年初来高値を更新しています。
三菱鉛筆の株価、終値を基準とし、過去一年間の最安値と最新の終値を比較すると下記のようになっています。
2020年7月31日終値 | 2021年4月23日終値 | 増減率 |
---|---|---|
1,140円 | 1,565円 | 37.3% |
純利益は38.4%増と2021年12月期1Q決算は好スタートと切った三菱鉛筆、そして通期の純利益は現時点で44億円を見込んでいます。今後の業績も注目していきたいですね。