第一興商、4-9月期2Q決算は減収減益、純利益は38.81億円の赤字

第一興商、4-9月期2Q決算は減収減益、純利益は38.81億円の赤字

カラオケのDAMでお馴染みの第一興商、本日2021年3月期第2四半期決算が発表され、売上高が前年同期比39.8%減の427.78億円、純利益は38.81億円の赤字で減収減益と発表されました。

そして、併せて発表された2021年3月期通期連結業績予想は、従来予想より下方修正をおこないました。

今回の決算、減収減益の理由として下記のことがあげられます。

  • カラオケ事業において、緊急事態宣言解除後も集客に苦戦を強いられ、新型コロナウイルスによるマイナス影響が継続している
  • カラオケは、土日を中心としたプライベート利用は一定の回復が見える一方で、平日夜の集客にはいまだ弱さが見える

なお、発表された第一興商のIR情報の詳細は下記になっています。

2021年3月期第2四半期の連結業績(2020年4月1日~2020年9月30日)(単位:百万円)
2020年3月期
第2四半期
2021年3月期
第2四半期
増減率
売上高 71,018 42,778 -39.8%
営業利益 9,993 -1,642
経常利益 10,697 -746
純利益 6,655 -3,881

出典:IR情報 | 株式会社第一興商

第一興商、今期経常を99%下方修正

第一興商 <7458> が11月9日大引け後(15:30)に決算を発表。21年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常損益は7.4億円の赤字(前年同期は106億円の黒字)に転落した。

出典:株探ニュース

コロナで4月には一時2,491円の年初来安値を見せた第一興商の株価、その後はゆるやかに上昇し最新終値は3,660円、前日比-65円(-1.74%)となっています。

第一興商株チャート

第一興商の株価、今年の終値を基準に、年初来安値と最新株価を比較すると下記のようになっています。

2020年4月6日終値 2020年11月9日終値 増減率
2,570円 3,660円 42.4%

第一興商、株主優待は店舗で使える優待券(500円券)

現時点の第一興商株主優待は、第一興商グループが運営するカラオケルーム「ビッグエコー」や「カラオケマック」、「楽蔵」「ウメ子の家」「びすとろ家」等の飲食店舗、ホテル「うたゆの宿」で使える優待券となっています。

第一興商 株主優待券(500円券)
100株以上 10枚綴り1冊 (500円券×10枚)
1,000株以上 25枚綴り1冊 (500円券×25枚)
  • 近所に対象店舗が無いため、株主ご優待券を利用できない株主は、株主ご優待券全額(綴り1冊)と引き換えに、音楽ソフト子会社レーベルのアルバムCDをカタログより選択できる。

コロナにより苦戦を強いられている第一興商、今回の2Q決算は減収減益でしたが、カラオケは土日を中心としたプライベート利用は一定の回復が見えるということで、今後の業績回復に期待したいですね。