コンビニのミニストップ、2021年2月期3Q決算(3月-11月)は純利益-29億4,700万円で赤字
「しゃべれる、たべれる、コンビニエンス」のフレーズでお馴染みのミニストップ、2021年2月期3Q決算が発表され営業利益は35億5,400万円の赤字、純利益も29億4,700万円の赤字となりました。
今回の3Q決算、前年同期の営業利益、経常利益、純利益と同様に赤字になっています。
また、併せて発表された2021年2月期の通期決算予想(2020年3月1日~2021年2月28日)に関しては、純利益は39億6,900万円の赤字を見込んでいます。
前日、ローソンの3Q決算、減収減益をお伝えしましたが、同業のミニストップも今回の赤字からわかるように苦境にたたされています。
コロナの中での赤字、主な理由として下記のことがあげられます。
- 新型コロナウイルス感染症拡大により客数の減少、売上が低調に推移
コロナによる在宅ワークの広がりや外出機会の減少が収益に大きなダメージを与えています。
マスクや衛生用品が前年同期の売上を上回りましたが、大きな収益への貢献とはなっていません。
なお、発表されたミニストップのIR情報の詳細は下記になっています。
2020年2月期 第3四半期 |
2021年2月期 第3四半期 |
増減率 | |
---|---|---|---|
営業総収入 | 147,999 | 137,779 | -6.9% |
営業利益 | -2,590 | -3,554 | - |
経常利益 | -2,031 | -3,138 | - |
純利益 | -3,213 | -2,947 | - |
ミニストップ、3-11月期(3Q累計)経常が赤字拡大で着地・9-11月期も赤字拡大
21年2月期第3四半期累計(3-11月)の連結経常損益は31.3億円の赤字(前年同期は20.3億円の赤字)に赤字幅が拡大した。
コロナが本格化する前の2月上旬には1,662円で年初来高値を更新したミニストップの株価、その後コロナショックで3月には1,119円で年初来安値を更新しました。
ミニストップの株価、終値を基準とし、過去一年間の最安値と最新の終値を比較すると下記のようになっています。
2020年3月16日終値 | 2021年1月8日終値 | 増減率 |
---|---|---|
1,154円 | 1,452円 | 25.8% |
ミニストップの株主優待はミニストップで使えるソフトクリーム無料券
現時点のミニストップ株主優待は、年2回(5月・11月)、国内のミニストップ全店で使用できるソフトクリーム無料券およびコーヒーSサイズ無料券となっています。
100株以上 | ソフトクリーム無料券 | 5枚 |
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200株以上 | ソフトクリーム無料券 | 5枚 |
コーヒーSサイズ無料券 | 3枚 | |
1,000株以上 | ソフトクリーム無料券 | 20枚 |
コーヒーSサイズ無料券 | 3枚 |
前年同期に続き赤字のミニストップ、コロナで厳しい状況は続きますが、巻き返しを期待したいですね。