良品計画、2021年8月期1Q決算(9月-11月)純利益は前年同期の赤字から122億4,800万円の黒字
無印良品でお馴染みの良品計画、2021年8月期1Q決算が発表され営業収益は前年同期比46.0%増の1,149億6,000万円、純利益は前年同期の赤字から今回は黒字の122億4,800万円となりました。
また、併せて発表された2021年8月期の通期決算予想(2020年9月1日~2021年8月31日)に関しては、純利益は348億円と見込んでいます。
コロナの中での黒字、主な理由として下記のことがあげられます。
- パジャマ、肌着、靴下など衣服・雑貨が好調に推移
- キッチン用品、掃除用品などの日用品や、オンラインストア限定で行った家具の販売施策が堅調に推移
- 食品はTV番組で紹介されたカレーや菓子などが売上を牽引
コロナによる外出自粛の影響で冬物コートなどは不振でしたが、食品などがカバーしてくれました。
なお、発表された良品計画のIR情報の詳細は下記になっています。
2020年8月期 第1四半期 |
2021年8月期 第1四半期 |
増減率 | |
---|---|---|---|
営業収益 | 78,753 | 114,960 | 46.0% |
営業利益 | -2,899 | 13,154 | - |
経常利益 | -3,665 | 13,478 | - |
純利益 | -4,116 | 12,248 | - |
良品計画、9-11月期(1Q)経常は134億円も対上期進捗は過去平均を下回る
21年8月期第1四半期(9-11月)の連結経常損益は134億円の黒字となり、9-2月期(上期)計画の264億円に対する進捗率は51.1%に達したものの、5年平均の57.0%を下回った。
コロナが本格化する前の1月には2,654円で年初来高値を更新した良品計画の株価、その後コロナショックで3月には969円で年初来安値を更新しました。
良品計画の株価、終値を基準とし、過去一年間の最安値と最新の終値を比較すると下記のようになっています。
2020年3月19日終値 | 2021年1月8日終値 | 増減率 |
---|---|---|
989円 | 2,356円 | 138.2% |
前年同期の赤字から見事黒字に転じた良品計画、コロナで厳しい状況は続きますが、通期予想に関しては純利益348億円を現状見込んでいるので、今後の業績も注目していきたいですね。