コンビニのローソン、2021年2月期3Q決算(3月-11月)は純利益119億400万円、前年同期比54.1%減で減収減益
「マチのほっとステーション」のフレーズでお馴染みのローソン、2021年2月期3Q決算が発表され営業総収入は前年同期比9.7%減の4,974億2,500万円、純利益は54.1%減の119億400万円で減収減益となりました。
また、併せて発表された2021年2月期の通期決算予想(2020年3月1日~2021年2月28日)に関しては、純利益は75.1%減の50億円になる見込みとしています。
コロナの中での減収減益、主な理由として下記のことがあげられます。
- 新型コロナウイルス感染症拡大による在宅ワークの広がりや外出機会の減少などにより客数・売上が減少
コロナ対策として、自宅での料理需要の対応として、品揃えを拡充した5つのカテゴリー(生鮮野菜、冷凍食品、日配食品、酒類、常温和洋菓子)は販売が大きく伸長しましたが、大きな収益回復までには至っていません。
なお、発表されたローソンのIR情報の詳細は下記になっています。
2020年2月期 第3四半期 |
2021年2月期 第3四半期 |
増減率 | |
---|---|---|---|
営業総収入 | 550,901 | 497,425 | -9.7% |
営業利益 | 52,122 | 32,356 | -37.9% |
経常利益 | 48,663 | 30,273 | -37.8% |
純利益 | 25,953 | 11,904 | -54.1% |
ローソン、3-11月期(3Q累計)経常は38%減益・通期計画を超過
21年2月期第3四半期累計(3-11月)の連結経常利益は前年同期比37.8%減の302億円に落ち込んだが、通期計画の300億円に対する進捗率が100.9%とすでに上回り、さらに5年平均の83.0%も超えた。
コロナが本格化する前の1月には6,530円で年初来高値を更新したローソンの株価、その後コロナの影響で年末には4,615円で年初来安値を更新しました。
ローソンの株価、終値を基準とし、過去一年間の最安値と最新の終値を比較すると下記のようになっています。
2020年12月17日終値 | 2021年1月8日終値 | 増減率 |
---|---|---|
4,670円 | 4,920円 | 5.4% |
また、2020年9~11月期の直近3ヵ月決算は、純利益85億9,700万円で前年同期比47.1%増と業績の回復ぶりをうかがわせるローソン。一因として「鬼滅の刃」とのコラボレーション商品の販売が好調だったようです。
今回の3Q決算は減収減益となり、通期業績予想に関しては純利益を前期比75.1%減と見込んでいるローソン。コロナで厳しい状況は続きますが、今後も注目していきたいですね。