不動産デベロッパーのサムティ、2020年11月期本決算は純利益106億1,500万円、前期比9%増で増収増益
不動産会社でお馴染みのサムティ、2020年11月期本決算が発表され売上高は前年比18.2%増の1,011億2,000万円、純利益は前期比9.0%増の106億1,500万円で増収増益となりました。
また、併せて発表された21年11月期の通期決算予想(2020年12月1日~2021年11月30日)に関しては、営業利益は-32.0%~-53.3%になるとしています。
コロナの中での増収増益、主な理由として下記のことがあげられます。
- 不動産事業の賃貸マンションについては、景気動向及び新型コロナウイルス感染症の影響を受けにくく、稼働率や賃料水準ともに堅調であり、物件売買価格、賃貸状況ともに、順調に推移したため
ただホテル事業において、臨時休業による損失として1億100万円を計上しています。
なお、発表されたサムティのIR情報の詳細は下記になっています。
2019年11月期 | 2020年11月期 | 増減率 | |
---|---|---|---|
売上高 | 85,552 | 101,120 | 18.2% |
営業利益 | 15,417 | 17,355 | 12.6% |
経常利益 | 13,193 | 15,247 | 15.6% |
純利益 | 9,740 | 10,615 | 9.0% |
サムティ—20年11月期は2ケタ増収・増益、不動産事業・不動産賃貸事業が好調に推移
売上高が前期比18.2%増の1,011.20億円、営業利益が同12.6%増の173.55億円、経常利益が同15.6%増の152.47億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同9.0%増の106.15億円となった。
コロナが本格化する前の1月には2,273円で年初来高値を更新したサムティの株価、その後コロナショックの4月には1,024円で年初来安値を更新しました。
サムティの株価、終値を基準とし、過去一年間の最安値と本日の終値を比較すると下記のようになっています。
2020年4月3日終値 | 2021年1月7日終値 | 増減率 |
---|---|---|
1,057円 | 1,750円 | 65.6% |
サムティの株主優待はホテルの無料宿泊券
現時点のサムティ株主優待はホテルの無料宿泊券となっています。
(利用ホテルによって必要な優待券の枚数が異なります)
所有株式数 | 優待券枚数 |
---|---|
200株以上 | 1枚 |
300株以上 | 2枚 |
600株以上 | 3枚 |
1,000株以上 | 4枚 |
2,000株以上 | 6枚 |
5,000株以上 | 8枚 |
10,000株以上 | 10枚 |
今回の本決算は増収増益となったサムティ、そして2021年の通期に関しては現状は若干厳しい状況が見込まれています。今後、どのような巻き返しをはかるのか注目していきたいですね。